研究分担者 |
伊東 幸宏 (伊東 宏幸) 静岡大学, 工学部(情報工学), 助教授 (20193526)
内田 種臣 早稲田大学, 理工学部(記号論), 教授 (40130869)
寺田 文行 早稲田大学, 理工学部(数学), 教授 (30063324)
東 基衛 早稲田大学, 理工学部(ソフトウェア工学), 教授 (70231917)
小原 啓義 早稲田大学, 理工学部(計算機工学), 教授 (40063367)
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配分額 *注記 |
17,100千円 (直接経費: 17,100千円)
1991年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1990年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1989年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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研究概要 |
本研究では大学におけるCAIの利用のための理論的検討及び実験を行い,以下に挙げるような成果を得た. (1)マルチメディアを用いた言語教育:VTR,レ-ザ-ディスクとPCを接続し,動画像・テキストデ-タを併用しうる教育システムLearnAVを試作した.また早稲田大学語学研究所において,このシステムの英語教育に対する試験利用を行った. (2)日本語教育に対する利用:日本語教育における有効な手法であるクロ-ズドテストを通じた日本語学習システムLearnJを試作し,早稲田大学日本語教育センタ-で使用実験を行った. (3)ネットワ-ク上に展開したCAIシステム:ネットワ-ク上で教員及び学生同士のコミュニケ-ションを支援しつつ教育を行うシステムLearnNETを試作した.本システムはC言語の教育に試験運用されている. (4)CAIにおける知的機能:問題演習型CAIにおいて,学生との柔軟な対話や対象の本質的理解の支援を可能にするために,教材知識表現や問題解決手法について検討し,この成果に基づくシステムを試作した. (5)ハイパ-メディアの大学数学への適用:群論入門を題材とする教師モデルの構築と,抽象代数学の教示にあたっての人間教師のとるべき教育法の研究を通じて,映像・音声を含むハイパ-メディア教科書を作成した. (6)人文社会科学系におけるマルチメディア研究教育システムの利用:理論研究と教育実践を並行して進める事を指向して,実用性の高い対話的なマルチメディア環境を構築するための方法論を明らかにした. (7)ソフトウェア設計用学習環境:学習者の情報獲得作業,思考作業,記述作業,コミュニケ-ション活動を支援する学習環境をハイパ-テキストを用いて実現した.
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