研究課題/領域番号 |
01F00014
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 帝京大学 (2002-2003) 慶應義塾大学 (2001) |
研究代表者 |
田辺 裕 帝京大学, 経済学部, 教授
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研究分担者 |
李 国平 帝京大学, 経済学部, 外国人特別研究員
LI G.
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 日系企業 / 中国進出 / 立地選択 / 地域経済空洞化 / 産業集積 / 企業戦略 / 地域経済 / 地域政策 |
研究概要 |
2003年度は、本研究の最終年度にあたり、期間が5ヶ月半と短かく、研究分担者の李研究員がただちに帰国することになっていたため、調査は補充調査にとどめ、研究のまとめを中心に行った。 1.補充調査をおこなった。 これは、従来中国への進出企業の少ない、東北・北海道地方の、大企業ではなく零細企業を中心とした、むしろ中国への進出を考えていない企業が、もし中国進出するとすればどのような地域を進出地として想定するのかを中心としてインタヴューした。その結果は、本研究で対象を西南日本や大都市圏の大企業と中堅企業に限定してきたことで、問題はなかったことが確認できた。 2.学会発表 李研究員の帰国直後、10月に武漢において開催された中国地理学会年会の基調報告者として田邉が招待された。論題自体は研究テーマと異なるが、日本における地理の研究と教育が抱える近年における問題点を報告し、李がその通訳を行い、日中の研究交流の実を挙げることが出来た。 3.研究成果のまとめ 1)研究成果のまとめでは、研究成果を、別記リストに示すように、学術論文3編を公刊した。中国では英文誌「Chinese Geographical Science」と中文誌「北京大学報」に、また日本では李研究員の帰国前にまとめて「歴史と地理(地理の研究)」に公刊した。後の2論文は受入研究者との共著である。 2)その研究結果から、日本対アジア、日本対中国への直接投資の動機が変化しつつあること、およびパターンの転換を明らかにし、日系企業の中国投資動機がすでに低コスト追求型から製造主導の総合型(製造+市場)に転換していることを初めて明らかにした。 3)また今後も研究自体は継続され、その成果は随時公刊されよう。
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