研究課題/領域番号 |
01F00232
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山冨 二郎 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授
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研究分担者 |
OCAL ADEM 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | コンピュータモデリング / 斜面安定性 / 岩盤斜面 |
研究概要 |
本研究プロジェクトの目的は、岩盤構造の安定性解析のための、速く、正確なプログラムを開発することにある。このために、博士論文の一環として開発されたプログラムであるSFA-3D (3D Sliding Failure Analysis Program)、を基に研究を始めることとした。SFA-3Dはエキスパートシステムシェル(Kappa PC 2.1)を用い書かれており、オブジェクト志向の構造を持つ。SFA-3Dは対象となる岩盤を、幾何学的、地質学的な特徴を基に三次元的に表現した後に、岩盤斜面崩壊の解析を行うことが出来る。 実データを用いた解析を行った結果、プログラムのデータ入出力部、表面生成アルゴリズム、配列要素のサイズ限定の除去、システムの実行速度部分の4点を改善する必要があることがわかった。 これらの改善要求を鑑み、Visual C++を用いた開発環境への移行を試みたが、Kappa PCとC++では、開発環境の違いから、全てを移行することはできず、最終的にはKappa PCで以下の点が改善された。 1.大規模なプロジェクトに対応するため、スプレッドシートのような入力フォームを使用可能な改良が行われた。また、データファィルに関して、テキストエディターを用いての編集を可能とした。 2.等高線図からのデータをも扱うことが出来るように、データ入出力部が改良された。具体的には、plane上の3点の座標を使用する方法、長方形のグリッドを使用する方法、大きさの規定されない三角形のグリッドを使用する方法の3種類のデータ入力方法を付与した。 3.Visual C++への移行を念頭に、プログラムのオブジェクト構造を改良した。
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