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異文化間コンテクストにおけるアフリカン・ディアスポラ音楽としてのブルースの民族誌的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01F00888
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 文化人類学(含民族学・民俗学)
研究機関東京外国語大学

研究代表者

小田 淳一  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授

研究分担者 OEHLER Susan Elizabeth  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードブルース / ガーナ / アフリカ系アメリカン / エヴェ族 / ディアスポラ / 民族誌 / 美学 / アフリカン・アメリカン
研究概要

本研究の目的は大西洋黒人コミュニティー内の文化的つながりにおいて,アフリカ系アメリカ人の伝統(本研究においてはブルースという音楽ジャンル)の歴史=地理的な位置づけを民族誌によって試みることである。民族誌は文化活動をそのコンテクストにおいて探求する一つの方法であることから,アフリカ系アメリカ人のブルース伝統をアフリカの人々との関連において文脈化する有用なツールであると共に,アメリカ,アフリカ両大陸にまたがる音楽所産の理解に寄与するものでもある。
具体的には,西アフリカのガーナ南東部エヴェ族の葬祭礼における歌唱の文脈化とアフリカ系アメリカ人によるブルースとの文化的共鳴,つまり「フィーリングで」表演を行うことが,エヴェ族の伝統的な葬祭礼の歌い手たちの間で広く共有されているかどうかを探るために現地において約一ヶ月の参与調査を行った。事前にエヴェ族の社会や伝統芸術,また西アフリカ全般の伝統的表演芸術についての文献資料を収集・検討した後,ガーナ・ラゴン大学アフリカ音楽舞踊国際センター(ICAMD)のサポートにより,幾つかの演奏集団の表演を調査した。取材した映像資料や音楽資料,またインタヴュー記録などのコピーはICAMDの要請によって同センターのアーカイヴに所蔵され,現地における研究資料としても活用される予定である。参与調査の結果,ブルースとエヴェ族葬祭礼歌唱との間の共鳴にとって,「フィーリング」概念が文化的源泉として捉えられるという結論が得られた。また,より実体的な事例としては,表演グループの統率者の役割が表演全体を通して特徴的であるということが付加され得る。なお,これらの参与調査の報告に関して11月に広島市立大学国際学部にて招待講演を行った。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Oehler, Susan E.: "The Blues in Transcultural Contexts in African American Music : A History"Routledge(in press). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Susan Elizabeth OEHLER: ""The Blues in Transcultural Contexts."(38pp.),in African American Music : A History (Mellonee V. Burnim and Portia K. Mauktsby, ed.)"New York : Routledge(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2024-03-26  

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