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中東・イスラーム世界におけるゴラーム・エリートの歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01J05826
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 東洋史
研究機関東京大学

研究代表者

前田 弘毅  東京大学, 大学院・人文社会系研究科・特別研究科(DC2) (90374701)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードイスラーム / ゴラーム / エリート / 奴隷 / コーカサス(カフカス) / イラン / グルジア / サファヴィー朝
研究概要

平成14年度は特にペルシア語史料アフザル・アル・ダヴァリークの読解と分析に集中的に取り組んだ。同作品は唯一の写本が英国ケンブリッジ大学の図書館で近年発見されたばかりであり、17世紀のペルシア語かつ数名の写字生によって筆写され各々筆跡が異なるなど、その読解は困難を極めたが、1年をかけて全体を通読して必要な情報をおおむね抽出することに成功した。このうち、写本にみえる「ゴラーム」集団形成に関しては日本中末学会年次大学(平成14年5月於東京大学)において、また、シャー・アッバース1世の対コーカサス改集とゴラーム・リクルートの問題に関しては日本オリエント学会(平成14年10月於東北大学)に参加し口頭発表を行った。また、10月にはゴラーム・エリートの故地グルジアにおいて、史料調査を実施し、関連する研究文献を入手することができた。研究成果をまとめた論文の執筆は英文・和文ともに最終段階であり、ほぼ終えている。研究二年目の終わりとしては、当初予定していたイラン以外の地域におけるゴラームエリートとの比較研究が一部の成果をあげるに止まった点、及び成果の公表が遅れがちであった点を反省している。今後の評価を通じて、こうした反省点に立脚して鋭意比較研究を進めることで、大きな成果をあげてきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 前田弘毅: "グルジア:「独立」という名の苦悩"アジ研ワールド・トレンド. 79. 24-27 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 前田弘毅: "ピエトロ・デロラヴァッレ著『ペルシアからの手紙』解題"アジア比較文化の名著. (近刊). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2024-03-26  

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