研究課題/領域番号 |
01J07781
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
高畑 幸 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | コミュニティ / 海外出稼ぎ / 在日外国人 / 多文化共生 / 地場産業 |
研究概要 |
本年度は上記研究の最終年度であり、名古屋市中区でのフォローアップ調査と、学会報告、論文執筆を行った。 名古屋市中区のフォローアップ調査については、平成15年7月、10月、12月に現地に出向いて調査を行った。平成14年9月に報告者が行った日本人住民のアンケート調査結果が平成15年3月に新聞紙上で公開されたのをきっかけに、日本人住民のあいだに外国人住民への関心がたかまり、平成15年6月には外国人住民との共生を主眼とする新たな住民組織ができた。報告者はその住民組織「栄東まちづくりの会」の活動に協力し、フィリピン人住民が必要とする情報提供のための冊子作りに参画した。また、平成15年8月からは、調査地内にある公園の掃除をフィリピン人グループがボランティアで行うことになり、その後もこうした活動は継続して行われている。 研究成果の報告は、以下の諸学会にて行った。 ・関西社会学会(2003年5月24日、追手門大学)「外国人が増えた都心部の住民意識-名古屋・栄東地区の日本人住民意識調査から」 ・日本社会分析学会(2003年7月19日、九州大学)「都心部の町内会における外国人住民の「包摂」-名古屋市中区栄東地区の事例」 ・日本都市社会学会(2003年9月6日、成蹊大学)「大都市繁華街における外国人住民との「共生」-名古屋市の事例」 ・日本社会学会(2003年10月12日、中央大学)「フィリピンの地域社会における海外就労帰還者の再統合-マニラ市トンド地区とラグナ州の事例」 また、平成15年10月に、名古屋での調査結果と、その後の外国人住民の地域参加について、マレーシア・クアラルンプールで行われた、アジア太平洋地域移民支援NGO会議にて報告した。 これらの成果を現在、論文投稿中である。
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