研究課題/領域番号 |
01J11553
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浅原 明広 京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | かにパルサー / 空気チェレンコフ望遠鏡 / 高エネルギーガンマ線 |
研究概要 |
数100GeV領域のステレオ観測を目標としたCANGAROO実験では、2003年8月から3台目の望遠鏡が完成し、稼動し始めた。2台目の10m望遠鏡の建設の際に、私が中心となって開発した、新型望遠鏡のための高速データ収集システムは、3台目の望遠鏡にも受け継がれて、現在行われている3台同時観測では、3台共に正常に動作している。 一方、すばる望遠鏡搭載用のガンマ線検出器は、2001年12月に行った「かに星雲」の観測データを引き続き解析している。100GeV以下の領域の観測は、質、量ともに不十分であるため、観測したことそのものに価値がある。私は100GeV以下での高エネルギーγ線観測における様々なバックグラウンド、実験的な困難をシミュレーションと実際のデータをもとに論じた。この結果は論文としてまとめ、専門誌(Astroparticle Physics)に受理された。 もともとの目標であった、かに星雲からのGeVγ線の解析については、残念ながら今年度までに決着はつかなかった。データは引き続き解析しているので、近いうちにしかるべき場所で発表したいと考えている。
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