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新しい細胞間接着機構ネクチン-アファディン系によるがんの浸潤・転移機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 01J60067
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 細胞生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

山本 泰憲  大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード細胞間接着 / アドヘレンスジャンクション / hDlg
研究概要

細胞接着の接着能の低下や接触阻害の破綻はがんの浸潤・転移の少なくとも初期の過程に関与している。当研究室では、ネクチン-アファディン系と命名した新しい細胞間接着機構を見出し、ネクチン-アファディン系が細胞間接着装置アドヘレンスジャンクション(AJ)の形成に必須の役割をしていることを明らかにしている。昨年度の研究ではAJ構成分子mLin-7の局在が、ネクチン-アファディン系により制御されていることを明らかにした。本年度は、AJ形成の分子機構をより理解する目的で、AJ構成分子hDlgに着目し研究を行った。hDlgは、ショウジョウバエの癌抑制遺伝子Dlgの哺乳動物ホモログであり、PDZドメイン、SH3ドメイン、GKドメインをもつ。ショウジョウバエにおいてDlgは細胞間接着の形成に必須の役割をしていることが知られている。従ってhDlgもAJ形成に重要な働きをしていることが予想される。そこで、hDlgの機能を明らかにする目的で、hDlg結合分子の検索を行った。その結果、互いの分子構造が非常に似ている2種類の7回膜貫通型レセプターが細胞内のC末端を介して、hDlgのPDZドメインに結合することを見い出した。これらの7回膜貫通型レセプターは様々な臓器で発現しており、7回膜貫領域でGタンパク質共役型レセプターと非常に高いホモロジーを有していた。以上のことから、hDlgが様々な臓器において、これらの7回膜貫通型レセプターが担う細胞内情報伝達に関与している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2024-03-26  

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