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インドネシア南ス州のチフス性疾患の保菌者の検索,ファージ型別及び予方法の模策

研究課題

研究課題/領域番号 02045016
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分大学協力
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

坂本 憲市  富山医科薬科大学, 医学部, 講師 (00115172)

研究分担者 ビーダー マジッド  ハサヌディン大学, 医学部, 講師
アリスアナ ユスリ  ハサヌディン大学, 医学部, 講師
カレマ CF  ハサヌディン大学, 医学部, 講師
ヒャイルディン ラケレ  ハサヌディン大学, 医学部, 準教授
島田 薫  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (40216057)
河合 幸一郎  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (30195028)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
研究概要

昭和63年7月に友好大学の提携を行ったインドネシア共和国のハサヌディン大学の所在する南スラウエジ州(人口)235万人では熱性腸炎と下痢症併せて年間15万件の発生があり,大部分は腸チフス,パラチフスA及びBであり,一部は赤痢・コレラであった。ハサヌディン大学としては1.チフス性症患2.赤痢3.コレラ4.結核5.デング熱6.マラリアの順に撲滅を望んでいる。 この研究は敗戦後から今日の繁栄に至ったわが国の経験を基礎として,指導的立場から,技術と物質の両方を提供して,向こう3年間前述の第1の疾患であるチフス性疾患の撲滅に挑み,もって発展途上国の福祉の増進に寄与しようとしたものである。本来この種の研究は行政的,公衆衛生学的に考えるのが常道であるが、敗戦直後のわが国の再建はかなり細菌学的手段によって可能となったことは証明ずみである。従って,技術と物質はわが国より供与し,人的にはハサヌディン大学医学部微生物学教室のスタッフ及び臨時雇用者数名により検体の採集・分析ということで合意した共同研究である。
研究実施の詳細については,本研究の前代表者である小西健一(現富山医科薬科大学名誉教授)が,平成元年3月,同2年3〜4月(いずれも委任経理金による出張)同2年11月〜12月(科学研究費による出張)と3回現地を訪れ綿密な打合せを行った。それに基づいて必要数の滅菌採便棒,滅菌シャ-レ,分離用培地,同定培地,ファ-ジ検定用試料を航空便及び船便で送付した。それらの材料の一部は昨年12月,前代表者によって,彼の地の研究室の冷蔵庫に保管されていることが確認されているが,小西・坂本の再三の文書等による技術指導にもかかわらずハサヌディン大学の十分な協力が得られず,本報告書作成の現時点では成績らしきものは何一つ入手されていない。坂本らは,さらに技術を提供しチフス性疾患の撲滅のための研究成果を上げたいと望んでいるが,本研究は現地での協力が得られなければ成果が出ず現在もなお,協力要請をしている。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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