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肝・細胞の分化に関連する転写制御因子

研究課題

研究課題/領域番号 02152006
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関岩手大学

研究代表者

堤 賢一  岩手大学, 農学部, 助教授 (40113964)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアルドラ-ゼB遺伝子 / 転写 / 転写制御因子
研究概要

ラットアルドラ-ゼB遺伝子上には、その肝特異的転写に必須な3つの制御領域ーA,BおよびC領域ーが存在し、これらの領域にそれぞれAlFーA,AlB,AlFーCと名ずけた転写制御因子が結合する。in vitro転写実験により次のことがわかった。アルドラ-ゼBの効率良い転写には上記3領域の全てに対応する因子が結合することが必須であるが、B領域にはAIFーCも結合可能であり、この場合でも転写効率は3種の因子が結合した場合と同程度である。また上記3領域のうち因子が結合していない領域が1ケ所でもあると転写効率が低下することも分かった。
これらの因子をDNAーセファロ-スを用いたアフイニテイークロマトで精製した結果、AlFーAおよびAlFーCはそれぞれすでに報告されているHNFlおよびC/EBP様の因子であることがわかった。しかしAIFーBは分子量(約7万)、DNA結合の特異性、各種細胞および組織における分布の比較から、これまでに報告されていない新しいタイプのCCAATー結合性転写因子であることがわかった。
AlFーAおよびAlFーCは肝特異的に発現している種々の遺伝子にも作用するが、AlFーBも同様のことが示唆されている。したがって、これら3種の因子は肝細胞の分化形質発現にきわめて重要な因子である。
現在こらの因子の構造解析を予定しているところである。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 堤 賢一: "動物細胞における転写調節の機構" 日本農芸化学会誌. 64. 918-920 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 堤 賢一: "シリ-ズ分子生物学の進歩 第5巻 遺伝子の発現と制御II" 丸善, 15 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2019-02-28  

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