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SV40トランスフォ-ム細胞特異的膜タンパク質cDNAの分離とその機能

研究課題

研究課題/領域番号 02152024
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

山口 宣生  東京大学, 医科学研究所, 教授 (90012723)

研究分担者 菅野 純夫  東京大学, 医科学研究所, 助手 (60162848)
丸山 和夫  東京大学, 医科学研究所, 助手 (90165944)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1990年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
キーワードSV40 / トランスフォ-ム / 膜抗原 / cDNAクロ-ニング / 動物細胞発現ベクタ- / パニング / cDNAライブラリ- / モノクロ-ナル抗体
研究概要

浸潤・転移・異常増殖など癌細胞特有な形質は、細胞膜の変化に起因すると考えられる。したがって、癌細胞膜に特異的に発現するタンパク質の遺伝子を単離してその機能を解析することは、発癌機構の理解のみならず癌の診断・治療において重要である。DNA型腫瘍ウイルス・SV40でトランスフォ-ムした細胞には、移植拒否抗原など多くの膜表面抗原が出現する。本研究は、SV40トランスフォ-ム細胞に特異的な膜タンパク質cDNAの単離とその機能解析を目的としている。
SV40トランスフォ-ムハムスタ-細胞の特異的膜抗原に対するモノクロ-ナル抗体(25Ab)を用いて、抗原タンパク質のcDNAクロ-ニングを試みた。SV40トランスフォ-ム細胞の25Ab抗原量をFACSで測定し、同抗原を大量に発現するハムスタ-細胞・B6株を分離した。25Abを用いてB6細胞とCOS細胞のパニングを行った結果、B6細胞のみが選択的に濃縮される。これはCOS細胞と25Abを組み合わせるパニングで目的の抗原遺伝子cDNAの分離が可能であることを示している。そこで、我々の開発した動物細胞発現ベクタ-を用いて作製したB6細胞cDNAライブラリ-(鎖長1.5kb以上で約900万の独立なクロ-ンからなる)をCOS細胞に遺伝子導入して25Abによるパニングを行なっている。さらにB6細胞を用いて膜抗原に対するポリクロ-ナル抗体の作製を行った。これを用い25Ab以外の特異的膜抗原cDNAの単離を予定している。
トランスフォ-ム細胞に特異的な膜タンパク質cDNAの網羅を目的として、CD4やヒトILー2受容体抗原決定基をアミノ末端側にもつキメラcDNAライブラリ-をSV40トランスフォ-ムラット細胞のmRNAから作製し、cDNA迅速検索法やパニング法で膜タンパク質をコ-ドするcDNAのスクリ-ニングを行っている。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kim,D.W: "Use of the human elongation factor 1 promoter as a versatile and efficient expression system." Gene. 91. 217-223 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Maruyama,K.: "Microscreeing:An efficient protocol for screening a cDNA expression library in a mammalian cell system."

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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