研究課題/領域番号 |
02201123
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
尾池 和夫 京都大学, 理学部, 教授 (40027248)
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研究分担者 |
高木 章雄 鹿児島大学, 理学部, 教授 (30004261)
久保寺 章 京都大学, 名誉教授 (70025229)
茂木 清夫 日本大学, 生産工学部, 教授 (40012893)
神沼 克伊 国立極地研究所, 教授 (90012921)
岡田 弘 北海道大学, 理学部, 助教授 (40000872)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1990年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 火山噴火 / 大地震 / 地震活動 / 群発地震 / 地震群 / 微小地震 / 応力場 / 震源デ-タ |
研究概要 |
群発地震の研究を目的として、過去の事例を知るためものデ-タベ-スを構築し、それをもとに研究を行った。その内容は以下の通りである。 1.地震学文献のデ-タベ-ス 日本の地震学関係の文献の目録を次の通り作成した。それらは、震災予防調査会報告、同欧文報告、同欧文紀要(1893〜1927年、568件)、験震時報(1925年〜、1020件)、地震第1輯(1929〜1937年、366件)、地震第2輯(1948〜1986年、1492件)、東京大学地震研究所彙報(1926〜1988年、2335件)、地震予知連絡会会報(第1巻〜第41巻、1998件)である。 また、この他に、中国の地震学、地震地質学関係の文献のタイトルを日本語または英語に翻訳した目録も作成する作業を進めている。 これらの文献情報に、文献の内容として記載されている群発地震に関する情報のメモを記入した。それによって過去の事例を用意に検索して見いだすことができるようになった。 2.群発現象のデ-タベ-ス 群発地震の活動を表すため、地震の時系列などのデ-タが基本の情報として解析に活用される。そのための震源のリストをデ-タベ-ス化して解析を効率化することができた。 3.群発地震現象の解析 1990年の地震現象のうち、とくに九州地域の群発地震活動が目立ったが、各地の地震群の時系列を解析した結果、米子から雲仙や大分を経て台湾にいたる地域で、7月16日のフィリピン地震以後、とくに活動が活発化している事実が発見され、日本列島の地震や火山の活動を理解する上で、新しい重要な知見が得られた。
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