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ウオ-タ-フロント開発地域における地震危険度の予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02201233
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

清野 純史  京都大学, 防災研究所, 助手 (00161597)

研究分担者 佐藤 忠信  京都大学, 防災研究所, 助教授 (00027294)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードウォ-タ-フロント / マイクロゾ-ニング / 不整形地盤 / 地震危険度 / 軟弱地盤 / 震動解析 / 長周期地震動 / ライフライン
研究概要

本研究では、地形の不規則さによる地震道の局所的な違いをウォ-タ-フロント開発地域を対象として現象を解明し、開発地域におけるマイクロゾ-ニングを行って、適切な対策を可能にした。臨海部では埋め立て地盤が傾斜しており軟弱地盤であることから、地盤の不整形性や不均質性を考慮できる動的応答プログラムの開発を図った。それを観測の行われているウオ-タ-フロント開発地域の地形モデルに適用し、実地震観測記録と比較検討した。又、地形の局所的な不規則性が地震動に及ぼす影響を把握し、その対策を考察した。この不規則性が地盤内震動分布、特にひずみや応力、ならびに地中線状構造物の耐震性に影響する相対変位分布に及ぼす影響を調べ、影響を大きく受けるものと受けないものを明らかにし、地震動強度に及ぼす不規則性の影響を表す指標を示した。開発したプログラムを用いて対象都市の地震応答解析を行い、地形図、地質図をもとにした地震危険度マップを作成した。このために、まず、ウオ-タ-フロント開発計画、開発地域の現状を把握し、耐震上・防災上の問題について検討し、地震遭遇時を仮定して解析対象地点の入力地震動を設定した。次に、既存の震動解析に関する各種の解析手法を結合させ、不規則な地下構造を有する地域の地震動解析プログラムを開発し、不整形性を有する地盤や軟弱地盤上の観測記録を収集し、不規則性を考慮した地盤の震動解析を行って、観測から得られる地震動特性と解析結果との比較を行った。さらに、地盤の不規則性が地盤内の応力分布、ひずみ分布、変位分布に及ぼす影響について調べ、地盤を伝播する波動の性質を明らかにした。とくに長周期地震動や地盤変状を受け易いライフライン系の地震時挙動との関連を明確にした。また、大阪などの特定のウオ-タ-フロント開発地域を対象として、地形図、地質図を基に地震危険度マップを作成した。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Keno TOKI,Tadanobu SATO,Junji KIYONO: "Estimation of Peak Accelerations for Seismic Macrozonation Taking into Account the Fault Extent" Proc.of the 4th International Conference on Seismic Zonation. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 土岐 憲三・佐藤 忠信・清野 純史・藤村 和也: "歴史地震デ-タと活断層恵デ-タに基づく近畿地方の地震危険度解析" 京都大学防災研究所年報. 第34号Bー2. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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