研究課題/領域番号 |
02202103
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
黒川 洸 筑波大学, 社会工学系, 教授 (20114069)
|
研究分担者 |
榊原 和彦 大阪産業大学, 工学部, 教授 (20026305)
磯部 力 東京都立大学, 法学部, 教授 (90086968)
森杉 壽芳 岐阜大学, 工学部, 教授 (80026161)
森地 茂 東京工業大学, 工学部, 教授 (40016473)
西岡 秀三 国立環境研究所, 地球環境センター, 総括研究管理官 (20132855)
|
研究期間 (年度) |
1990
|
研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
|
配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
1990年度: 14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
|
キーワード | 交通環境改善 / 社会基盤 / 都市開発 / 環境法 / 環境経済 / 高度交通技術 |
研究概要 |
本研究は実用的な広域交通環境影響評価支援システムを構築して、具体的な地域・政策の評価へと発展させることと、またこれらの諸政策を実施する場合の環境対策費用の負担と配分についてその合理的ル-ルを明らかにすること、さらに沿道環境を考慮した広域交通幹線の沿道地域との一体的計画・設定指針を提言することを目的としたものである。 主な研究成果は、(1)広域環境影響評価支援システム開発のためのデ-タ収集及びモデルフレ-ムの作成、土地利用・交通・環境に関する分析デ-タの体系的整理・収集を行なうとともに、広域的評価という観点より、従来のモデルフレ-ムに検討を加えた。また、他の分担者と共に考慮されるべき広域交通環境の改善施策を整理した。(2)環境対随筑費用の負担配分方策のレビュ-及び負担メカニズムの設計・環境対策の観点からする公共事業施設事業計画の手続き費用負担配分の法制度、環境を加味した財源のあり方及び投資決定等について欧米の事例も含めて、方策をレビュ-するとともに、情報の不完全性が存在する場合の投資決定と費用メカニズムの設計に関する理論を構築した。また、燃料税が小型トラックディ-ゼル車普及率に及ぼす影響を分析できた。(3)沿道環境対策の整理と各環境形成手法の効果・有効性の検討・空間構成・景観設計とCADシステムを開発する上で必要となる物的・空間的環境改善策とその実現手法を見いだすとともにこれらの手法を環境に及ぼす効果・有効性を定量的に把握した。(4)都市活動の広域化がもたらす環境影響のための調査及び既存デ-タによる検討・商業施設の立地状況の変化と余暇活動の増加と集中に伴う観光交通の変動を地図からのデ-タ採取・現地調査・意識調査により行った。そして、これらの変化に起因する環境影響の評価項目とその尺度化を検討した。
|