研究課題/領域番号 |
02204006
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井上 祥平 東京大学, 工学部, 教授 (20010762)
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研究分担者 |
平野 真一 名古屋大学, 工学部, 教授 (30016828)
石川 満夫 広島大学, 工学部, 教授 (20025985)
中浜 精一 東京工業大学, 工学部, 教授 (90016410)
杉本 豊成 京都大学, 工学部, 助教授 (30093256)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
1990年度: 19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
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キーワード | イモ-タル重合 / 有機磁性体 / ミクロ相分離 / 秩序構造 / 導電性ポリマ- / 有機ケイ素ポリマ- / 圧電体 / 薄膜 |
研究概要 |
本研究では、新しい機能を示す材料の創製をめざし、新しい反応プロセスを設計し、以下に示すような研究成果を得た。 (1)メタクリル酸エステル、ヘテロ環状モノマ-などを金属ポルフィリン錯体を用いて、今までにない高い効率において重合することに成功した。またイモ-タル重合性も明らかとなった。 (2)純粋な有機化合物では未知の強磁性体の達成を目指し、硫黄置換トリメチレンメタンジカチオンとジアニオンとの1:1電荷移動錯体及びスピロ架橋したTTFのポリマ-を合成し、磁気的性質を検討した。 (3)リビングアニオン重合法により、両未端にアミノ基およびカルボキシル基を有する分子量分布の狭いポリスチレンおよびポリエチレンオキシドをそれぞれ合成した。両者を種々の溶媒中で混合し、膜にキャストするとアミノ基とカルボキシル基の強い相互作用により、ミクロ相分離構造に類似の秩序性の高い構造が形成されることを電子顕微鏡観察、小角および広角X線散乱、溶解度測定、熱分析から明らかにした。 (4)テトラシアシクロオクタジインのアルキルリチウム触媒による開環重合により高重合度のポリマ-の合成に成功した。本法で合成したポリマ-は従来法のクロロシラン類のナトリウムによる縮合で合成したもよりも立体規則性に優れていることが示された。又、ポリマ-の薄膜のSbFt処理により、高い導電性を示すことに成功した。 (5)鉛含有複合ペロブスカイト型化合物、PZT、PLZT圧電体薄膜を合成するために、有機金属化合物を原料として均一溶液を調製した。単結晶及びPtをコ-ティングしたSi基板においても、パイロクロア相の生成を抑制し、配向性膜合成に成功した。またPZT(53/47)薄膜の誘電率は、膜厚に大きく依存することが明らかとなった。
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