研究課題/領域番号 |
02204018
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
青野 正男 九州大学, 歯学部, 教授 (70037498)
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研究分担者 |
渋谷 武宏 日本電気硝子株式会社, 結晶化ガラス開発室, 室長
松井 昌 東日本学園大学, 歯学部, 教授
原 宜興 長崎大学, 歯学部, 助教授 (60159100)
廣藤 卓雄 九州大学, 歯学部, 講師 (10189897)
前田 勝正 九州大学, 歯学部, 助教授 (00117243)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 結晶化ガラス / MC3T3ーE1細胞 / ALP活性 |
研究概要 |
1.模型歯用結晶化ガラスと人工歯石の開発を行い、歯学教育用、患者啓蒙用、或いは学生スケ-リング実習用として現在調整し、若干応用中である。 2.鋳造歯冠用結晶化ガラスと周辺機器、材料の開発については現在鋳造機と埋没材を試作し、寸法精度と鋳造操作のすぐれた鋳造機として第二号機を作成した。なお、鋳造歯冠については試作を行い、解剖学的形態、色沢も審美性にすぐれた模型歯を創出した。 3.結晶化ガラスとMC3T3ーE1細胞との相互作用 実験細胞として、MC3T3ーE1細胞を用いて石灰化の指標であるALP活性、細胞内DNA量、及びcollagen合成の指標としてHydroxyproline量について検討を行った。細胞は24穴マルチウェルに対照群としてガラスプレ-トをおき、glass ceramics(GC)プレ-トをおいたものをGC群とした。 (1)細胞内聡DNA量は対照群、GC群ともに経時的な変化は同じ傾向であった。即ち、GCは細胞の増殖能には影響を及ぼさないことが示唆された。 (2)ALP活性、Hydroxyproline量ともに、経時的に上昇が認められた。しかしながら、ALP活性は培養初期から、またHydroxyproline量は培養後20日目を過ぎたころから対照群に比較してGC群は有意な減少が認められた。細胞内DNA量が対照群、GC群とも同じであることから、GC群はALP活性の発現及びcollagen合成に抑制的に働くことが示唆された。
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