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哺乳動物個体に導入された外来遺伝子の安定性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 02206204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関日本大学

研究代表者

井上 正  日本大学, 農獣医学部, 助教授 (90124213)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードトランスジェニックマウス / 外来遺伝子 / ラムダファ-ジ
研究概要

トランスジェニックマウスとラムダファ-ジ試験管内パッケ-ジ法を用いて、哺乳動物生殖細胞/個体レベルで外来遺伝子の安定性を検討しうる系の開発を目指し、以下の実験を行なった。
遺伝子マ-カ-として選択した大腸菌supF遺伝子をプラスミドpBR322に組込みさらにこれを、試験管内でパッケ-ジすることが出来るラムダファ-ジEMBL3を導入し多くの組換え体を得、これらの制限酵素地図を作成するとともに、試験管内パッケ-ジの効率の高いものを選択した。組換えファ-ジのsupF遺伝子に生じた突然変異は、適当な大腸菌指示菌を用いてプラ-クの色の変化として、容易に検出でき、さらに、挿入されている、pBR322を切り出すことにより、変異部分の塩基配列も簡単に決定できる。この組換えファ-ジDNAを887個のマウス授精卵に導入し、ラムダに含まれるsupFをトランスジ-ンとして保有する57のマウス系統をサザン法により選択した。これらのトランスジェニックマウスには、1細胞あたり1コピ-から50コピ-以上のトランスジ-ンを有するものまでが存在した。それらのDNAを試験管内パッケ-ジすることにより、マウス細胞で生じたsupF変化を大腸菌を用いて検出/定量したところ、この検出系における自然突然変異率は約0.07x10ー5と推定された。また、得られた突然突異の塩基配列を解析した結果、これらの変異は1塩基置換により生じていることが示され、この検出系の有効性が確認されたが、試験管内パッケ-ジングの効率が、理論的に予想される値よりもきわめて低し、この点の改善が必要であることも明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Iwabuchi,M.: "Purification and some properties of a siteーspecific endoーdeoxyribonuclease from a yeast,Pichia membranaefaciens" Biosci.Biotech.Biochem.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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