研究課題/領域番号 |
02207118
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 宮城学院女子大学 |
研究代表者 |
山形 孝夫 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (70073301)
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研究分担者 |
山下 晋司 東京大学, 教養学部, 助教授 (60117728)
富永 智津子 宮城学院女子短期大学, 助教授 (90217547)
関本 照夫 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (20110083)
小西 正捷 立教大学, 文学部, 教授 (10161960)
上岡 弘二 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (80014512)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1990年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 都城 / 聖地 / 象徴 / 脱宗教儀礼 / 脱聖俗二元論 / コスモロジ- |
研究概要 |
本研究班の目的は、アジア諸地域における多様な伝統的都市形態の実証的研究をとおして、イスラ-ムの宗教意識に表現された都市のコスモロジ-を類型的に把握し、非イスラ-ム都市との比較檢討によって、その社会史的・宗教思想史的位置づけの解明を意図していた。この目的にしたがって、初年度は主として「コスモロジ-」をめぐる定義を中心に、我が国における中世都市と聖地との密接な関連を課題に研究をすすめたが、第二年目には、視点をイスラ-ム都市に移し、都市問題へのアプロ-チの枠組を「王宮・モスク・市場」に設定して、イスラ-ム的都市景観の内部構造と、それを生みだしたイスラ-ム宗教の脱宗教儀礼性や脱聖俗二極分解性に注目し、非イスラ-ム都市との比較、イスラ-ム都市の多様性と多元的構造に隠された象徴性を解明することができた。 平成二年度は、最終年度にあたるので、これまでの研究作業の成果を確認し、それを共有するための共同討議を実施し、成果の整理と公表のための計画を策定した。以下、箇條書き的に、本研究班が主催、もしくは共催した研究会および総括班主催の全体会議への参加状況を報告して研究実績の概要にかえることとする。 1 熊野三山信仰にかかわるシンポジュウム 於天理大学 平成2年11月22日〜24日。都市と聖地を結ぶものー初年度からの継続研究 2 イスラ-ムの都市性 公開講演会 仙台大会 於宮城学院女子大11月27日 ウンニ・ヴィカン博士(オスロ-大学教授)「カイロの庶民生活」、板垣雄三(東京大学教授)「湾岸危機を読み解く」 3 イスラ-ムの都市性 全体集会 於中近東文化センタ- 平成2年12月1〜2日 G班より関本照夫が第4セッション、山形孝夫が第5セッションの企画立案・司会の責任者となった。(出版予定) 4 続都城論共同研究会 於仙台ホテル一の坊 平成3年1月18ー19日。
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