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コミュニケ-ション障害者の社会適応に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02208103
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関福岡教育大学

研究代表者

石井 武士  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (10036866)

研究分担者 渡部 信一  福岡教育大学, 教育学部, 講師 (50210969)
木舩 憲幸  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (90034602)
南出 好史  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (40036934)
水町 俊郎  愛媛大学, 教育学部, 教授 (70036432)
菅原 廣一  国立特殊教育総合研究所, 聴・言研究部, 部長 (30000269)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1990年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード社会適応 / 聴覚障害 / 吃音 / 障害者の受容
研究概要

1、障害者の社会適応を考えるうえで、障害者だけでなく彼らを取り囲む人々の彼らに対する意識、態度が重要な要因となる。障害者に対する望ましい理解が出来ていると思われる地域で、障害者に対する住民の意識、態度を質問紙で調査した。平均的にみると障害者に対して肯定的な態度が示されたが、個別的には否定的な態度も示されており、障害者に対して肯定的と思われる地域での結果でもこの程度であることから一般に障害者が社会に受け入れられることは容易でないことが示唆された。義務教育段階でのいわゆる福祉教育が必要と思われる。
2、普通小学校に在籍する聴覚障害児の国語と算数の学力を調べた結果一般の児童と比較し学力の低い児童の多いこと、また聾学校高等部生徒を対象に進路、就職、自立、学校生活の現状、日常生活の現状に対する意識を調べた結果から、(1)社会常識、社会的ル-ルに関する十分な情報の提供、(2)集団参加能力の向上と実社会への適応教育、(3)生徒、教師、家族間の十分なコミュニケ-ションの確保、(4)国語力の養成を目指した教育の必要性が示唆された。
3、青年期の吃音についての研究から吃音に対する相談機関の役割は話し方中心の指導だけでは充分でないこと、本人が真剣に相談しても、受け取る側が問題の深刻さを充分理解していないことのあることが分かり、吃音の原因や対処の仕方についての概念的な理解と現実生活における行動のギャップをどううめるかの指導の必要性が示され、吃音成人を対象とした職場適応に関する研究からは自らを否定的に捉えているものの職場適応はよくないことが分かり吃音は障害を持った人間として把握されるべきことが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 菅原 廣一: "障害幼児の聴力域値測定ーダウン症児の長期間観察ー" 国立特殊教育総合研究所特別研究報告書. 57-62 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 水町 俊郎: "成人吃音者に対する援助のあり方に関する一考察" 特殊教育学研究. 28. 71-75 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 渡部 信一: "失語症者の語想起障害における意識的・制御的過程と無意識的、自動的過程" 特殊教育学研究. 28. 1-8 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 南出 好史: "聾生徒の文法能力の特徴ー助詞の正誤比較判断力を中心としてー" 聴覚言語障害. 18. 113-118 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 木舩 憲幸: "脳性まひ児における姿勢反謝・反応の成熟の順序性" 福岡教育大学紀要 第四分冊. 40. 313-317 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 藤原 省太: "交信関係の拡がりの過程における音声言語発信と行動調整の諸相について" 国立特殊教育総合研究所紀要. 18. 43-51 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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