研究課題/領域番号 |
02208105
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
菅原 廣一 国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 研究部長 (30000269)
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研究分担者 |
石井 武士 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (10036866)
詫間 晋平 国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 研究部長 (20012552)
松本 治雄 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (70000289)
鯨岡 峻 島根大学, 教育学部, 教授 (50032602)
田中 美郷 帝京大学, 医学部, 教授 (70082013)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1990年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | コミュニケ-ション障害 / セルフ・ヘルプ / 教師論 / 障害児(者)の暮らし |
研究概要 |
1.用語及び文献に関する研究:過去5年間の関係学会誌,研究会誌からコミュニケ-ションに関する文献(572文献)を抜粋収集し、索引用語と要約をもとに分類・整理し、文献検索の効率的実施を可能とした。さらに当該重点領域各研究班(A07〜A05)の研究分担者が最近5年間に行った研究やそこで使用、引用した文献及び用語を収集、分類・整理した。 2.教師論の研究:障害児教育とりわけ特殊教育諸学校における教師に関する研究を行った。研究は、障害児をとりまく周囲の養育者態度のありように焦点をあて、シンポジウム形式により医学、教育学、心理学各領域からの提言をもとに論を深めた。この成果は学校教育の段階はもとより、広く卒後のライフサイクルという軸で障害児(者)の暮らしとコミュニケ-ションを考えていく際に大きく貢献するものと確信される。 3.学習会について:障害児のコミュニケ-ションの問題は、ひとり障害児側の問題のみが云々される図式では十分ではない。そこで障害児自身のセルフ・ヘルプという観点から、成人吃音者グル-プによる討論学習会を計画し、吃音者自らの自己改革の過程について貴重な知見を集積した。さらに、障害児(者)の暮らしとコミュニケ-ションという新らしい課題の解決にむけて、重症児施設、保育園、コロニ-等の関係専門家による学習会を行った。ここでの成果は当該重点領域研究3ヶ年で得られた成果を今後さらに発展させていく際の方向性として役立つものと考えられる。 4.平成2年度の研究成果発表会,パネルディスカッション,シンポジウムを実施した。研究成果としてはA01〜A05各研究班から計61論文が寄せられた。パネルディスカッションでは各領域の対話が行われ、シンポジウムではコミュニケ-ション研究の今後の方向が討論された。これらの会への参加者は2日間にわたり延約450名であった。
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