研究課題/領域番号 |
02213101
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
武藤 芳雄 東北大学, 金属材料研究所, 名誉教授 (90005843)
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研究分担者 |
立木 昌 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (20028111)
鹿児島 誠一 東京大学, 教養学部基礎科学, 教授 (30114432)
藤田 敏三 広島大学, 理学部物理, 教授 (20004369)
北沢 宏一 東京大学, 工学部工業化学科, 教授 (90011189)
福山 秀敏 東京大学, 物性研究所, 教授 (10004441)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1990年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | 超伝導発現機構 / 酸化物超伝導 / 有機超伝導 / 超伝導理論 / 高温超伝導体 / 「214」型超伝導化合物 / 国際M^2SーHTSC III会議 / 超伝導シンポジウム |
研究概要 |
重点領域研究「超伝導発現機構の解明」は、程なく終了する。現在3年間の研究をまとめつつある段階である。本年度は公募研究を募集しなかったので、昨年までの公募研究者のうち特に優れた成果のあった研究者を加え総計45名で第1班を構成した。そのテ-マ酸化物超伝導発現機構の実験的解明にあるが、さらに磁場中での超伝導混合状態の研究も重視し、また物質デザインの系統化に努力し成果を得た。第2班は有機混合物超伝導を研究する10名のグル-プで、今年度は電子構造の研究に著しい成果があがった。第3班は、広く超伝導発現機構の理論解明を行った。総勢18名である。総括班は16名より成り、絶えず相互連絡をとりながら7月及び10月に集まり、組織の運営に当たった。 本年は10月6、7両日に名古屋で大学院学生を含む約200名の大きな研究集会を持ち、超伝導の発現機構を中心に研究の進展をはかった。また11月及び12月に酸化物超伝導及び有機超伝導について第1、2班の若手研究者勉強会を開催し有益であった。 平成3年1月16〜18日には、本グル-プの研究者を中心に置いて、外国よりも実力者を迎えて、東大・物性研主催の超伝導の物理と化学の国際会議が開かれた。また続いて1月21〜23日は、東大・山上会館において本グル-プの第3回超伝導シンポジウムを開いた。特にこの会には米国コロンビア大学より植村泰朋教授にも参加頂き活発な研究討論が行われた。また2月8日には、「214化合物超伝導」の小さな研究会を開き、研究の進展をはかった。現在英文の研究報告書をとりまとめている。本グル-プの成果は本年7月金沢での国際会議M^2SーHTSC IIIで発表される。またその機会に上記報告書を全参加者に配布し、わが国の超伝導研究の成果を広く海外にも知らせる予定である。
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