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磁気フィルタ-付バケット型プラズマ源を用いた反応性プラズマの制御

研究課題

研究課題/領域番号 02214219
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山口大学

研究代表者

福政 修  山口大学, 工学部, 教授 (20026321)

研究分担者 崎山 智司  山口大学, 工学部, 助手 (60162327)
内藤 裕志  山口大学, 工学部, 助教授 (10126881)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード反応性プラズマ / 磁気フィルタ- / 電子エネルギ-分布制御 / バケット型プラズマ源 / タンデム型反応器 / プラズマグリッド / E×Bドリフト
研究概要

本研究ではバケット型プラズマ源を用いて磁気フィルタ-による電子エネルギ-分布の空間的制御を通して反応性プラズマのパラメ-タ制御法の確立を目標としている。純粋な水素プラズマ及びアルゴンプラズマを対象に,昨年度の研究で磁気フィルタ-の前後で電子エネルギ-分布関数,電子密度,電子温度,浮遊電位等のプラズマパラメ-タが大きく変化することを示した。即ち,磁気フィルタ-により高速一次電子を含むイオン・ラジカル生成に適する高密度のプラズマ生成域と高速電子が除去された成膜に適する低電子温度の拡散プラズマ域とに2分されることを明らかにした。
本年度はメタンプラズマを対象にして,目標である磁気フィルタ-による反応性プラズマの空間的制御について検討した。以下に本年度の研究成果を要約する。
1.水素希釈およびアルゴン希釈のメタンプラズマに対しても磁気フィルタ-によるプラズマパラメ-タの空間的制御は可能である。
2.磁気フィルタ-から2cm程度離れると,2領域のプラズマともそのプラズマパラメ-タの半径方向分布の空間的一様性は極めて良い。即ち,成膜の大面積化・均一化が容易に実現できることが示された。
3.磁気フィルタ-によるプラズマ制御を介して,中性励起種・ラジカル種の空間分布の制御が可能であることが判明した。
4.磁気フィルタ-による電子エネルギ-分布制御の機構をプラズマ粒子シミュレ-ションにより解明した。電子は揺動電場Eとフィルタ-磁場BによるE×Bドリフトによって磁気フィルタ-を通過する。有限ラ-マ-半径効果により高速電子ほどドリフトが小さくなるため,低速電子のほうが磁気フィルタ-を通過しやすい。
今後はプラズマパラメ-タの制御と成膜結果との関係を解明する。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 酒井 広隆: "磁気フィルタ-による電子エネルギ-分布の空間的制御" 山口大学工学部研究報告. 41. 85-93 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Osamu Fukumasa: "Spatial Control of Electron Energy Distribution Function in a Magnetically Filtered Multicusp Plasma Source" Japanese Journal of Applied Physics.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 福政 修: "磁気フィルタ-を用いたプロセシングプラズマの空間的制御" 電気学会論文誌(基礎・材料・共通部門).

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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