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レ-ザ-共鳴イオン化分光による非発光ラジカルの計測

研究課題

研究課題/領域番号 02214223
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

岡田 龍雄  九州大学, 工学部, 助教授 (90127994)

研究分担者 前田 三男  九州大学, 工学部, 教授 (80037910)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1990年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードレ-ザ-イオン化法 / ジシラン / シリコン原子 / 水素原子 / 光解離 / ArFレ-ザ-
研究概要

CVDプロセス気相中のラジカルの検知や素過程の計測に各種のレ-ザ-分光法が用いられている。本研究でとりあげたレ-ザ-イオン化法(RIS)は,適用可能なラジカル種が多く,有力な計測手法として期待されている。昨年度までに,RISを他の計測法の適用が困難なメチルラジカルに適用してその有用性を示してきた。
本年度は,Si系ラジカルへのRISの適用について研究を行なった。その際,これまで行なってきた素過程の計測に加え,絶対密度の較正法を確立してRISを新しい計測法として確立することに主眼を置いた。得られた結果をまとめると次のようである。
1.ジシランをArFエキシマ-レ-ザ-で光解離し,RISによるラジカルの検知を行ない,Si原子,H原子が生成していることが確かめられた。
2.Si原子は,Si_2H_6+hν(193nm)→SiH_4+Si+H_2の反応による生成であると特定された。
3.Si原子を対象に絶対密度の較正法を確立した。これにより,生成しているSi原子の密度及び本測定の検知下限について定量的評価を行なった。
4.Si原子,H原子について密度の時間変化を追跡した。その結果Si_2H_6はほとんど反応しないことが明らかになった。一方,HとSi_2H_6の反応係数は,1.1×10^<ー13>cm^3/sと求められた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tatsuo Okada 他: "In situ Detection of Metyl Radicals in Laser Chemical Vapor Deposition Environment by Resonance Ionization Spectrocscopy." Applied Physics Letters. 56. 1380-1382 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Tatsuo Okada 他: "光およびプラズマを用いた薄膜堆積過程のレ-ザ-分光計測" 光学. 1. 2-9 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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