研究課題/領域番号 |
02216202
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
吉澤 正人 岩手大学, 工学部, 助教授 (30220619)
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研究分担者 |
重松 公司 岩手大学, 教育学部, 講師 (10221293)
池田 弘毅 岩手大学, 工学部, 教授 (40100979)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ウラン化合物 / 重い電子系 / 電子格子相互作用 / 超音波測定 / 比熱 |
研究概要 |
表記研究課題のもとで、以下の4項目の研究を行った。 (1)遍歴磁性体と電子格子相互作用 遍歴反強磁性体UNの磁場中での弾性定数と零磁場での比熱を測定した。比熱の結果から、この物質が200Kのバンド巾を持つ一種の熏い電子係であるとの結論を得た。また、弾性定数において超音波の伝搬方向と分極方向と磁場方向に強く依存する磁場履歴現象を発見した。解析から、この物質の電子格子相互作用は、重い電子系特有のGru^^″neisen型ではなく、高次の磁歪結合であることが判明した。 (2)超音波モ-ド混合効果 重い電子系UPt_3において、以前、我々が発見した20.3テスラのメタ磁性転移付近での横波弾性定数(66の磁気音響振動現象について、新しい手法による超音波音速と吸収係数の同時測定を試みた。超音波音速と吸収係数を27テスラまでの磁場で7.5MHzから145MHzまでの周波数領域で測定した。その結果、この磁気音響振動は、縦波(C_<11>)と横波弾性定数(C_<44>又まC_<66>)の自発的な混合効果であるとの結論を得た。 (3)音響フォノン分散の測定 UPt_3の横波弾性C_<44>の周波数依存性(分散関係)を極短パルス法を用いて測定した。その結果、200MHz以下の周波数領域では、分散が存在しないことが判明した。この測定を通じて、この方法での分散を測定する手法を確立することができた。 (4)新しい重い電子系の探索 アクチナイド化合物UPt_4X (X=Au,Cu)の試料を作製し、その物性を調べた。二つの試料とも、比熱,電気抵抗率の結果から重い電子系特有の振舞が観測された。磁化率の値と磁化過程から、30テスラより高い磁場でメタ磁性を示す可能性があることが結論された。
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