研究課題/領域番号 |
02217103
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
石村 巽 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40025599)
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研究分担者 |
岡本 光弘 大阪大学, 医学部, 教授 (90028613)
武森 重樹 広島大学, 総合科学部, 教授 (60019461)
北川 禎三 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (40029955)
川戸 佳 東京大学, 教養学部, 助教授 (50169736)
森島 績 京都大学, 工学部, 教授 (50026093)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
51,900千円 (直接経費: 51,900千円)
1990年度: 51,900千円 (直接経費: 51,900千円)
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キーワード | チトクロ-ムPー450 / Pー450_<11β> / Pー450_<aldo> / Pー450_<14DM> / 副腎皮質ミトコンドリア / Pー450_<cam> / 部位特異的変異 |
研究概要 |
1.石村らはヒトのアルドステロン合成酵素(Pー450aldo)をアルドステロン産生腫瘍から精製・分離し(63回日本生化学会発表、J.Biol.Chem.in press)、これがCYP11B2遺伝子の産物であることを示した。またラット副腎皮質球状層におけるPー450aldoの発現がアンギオテンシンIIおよびK^+により調節されることを証明した(63回日本内分泌学会発表、Endocrinology,in press)。さらに岡本らはラットPー450aldoのcDNAをCOS細胞に発現させ、そのアルドステロン合成活性を確認した(Biochem.Biophys.Res.Commun.169他)。以上によりアルドステロン合成酵素の実体と分子的性質が解明された。一方、武森らはウシ副腎皮質培養細胞系等を用いてPー450 _<17α,lyase>ならびにPー450_<c21>が関与するミクロソ-ム電子伝達系の反応を解析し、ステロイド代謝の調節機構を明らかにした(J.Steroid.Biochem.投稿中)。井柳らはPー450の酸化反応に共役するグルクロン酸転移酵素の遺伝子解析を行なった(63回日本生化学会発表)。 2.北川、飯塚、森島らはそれぞれ共鳴ラマン散乱、X線吸収スペクトル、二次元NMR法を用いてP450camの構造ー活性相関を解明し、川戸らはフラッシュホトリシス偏光解消法を用いて膜中の各種Pー450の回転運動と蛋白質相互作用を測定した(J.Biochem.107他)。 吉田らは酵母Pー450_<14DM>(ラノステロ-ル14αー脱メチル化酵素)の活性中心と其質の相互作用を各種のアナログを用いて解析した(Chirality,2他)。
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