研究課題/領域番号 |
02218105
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
千葉 英雄 京都大学, 農学部, 名誉教授 (40026521)
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研究分担者 |
山内 邦男 東京大学, 農学部, 名誉教授 (60011821)
森 謙治 東京大学, 農学部, 教授 (20011843)
塚谷 博昭 徳島大学, 薬学部, 教授 (90035535)
菅野 道廣 九州大学, 農学部, 教授 (70038181)
加藤 博通 東京大学, 農学部, 教授 (90011840)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
26,400千円 (直接経費: 26,400千円)
1990年度: 26,400千円 (直接経費: 26,400千円)
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キーワード | ペプチド / 血圧降下作用 / メラノイジン / 細胞増殖 / コレステロ-ル低下作用 |
研究概要 |
本研究は食品に由来する新しい生体調節因子の単離,構造決定および化学合成を行い,機能性因子の物質としての特性を解明し,実際の食品として利用する際の適格性に関する基礎的な知見を得ることを目的としている。 乳にも含まれている血清アルブミンのトリプシン分解物から血圧降下作用を有するペプチド,およびペプシン分解物を単離構造決定し,それぞれalbutensin Aおよびserorphinと命名した(千葉)。グルコ-スと血清アルブミンの反応によって得られたグリケ-ションタンパク質が活性酵素消去能を有することを見出した(加藤)。アレルギ-や炎症のメディエ-タ-である血小板活性化因子(PAF)の好中球による産生はシソ油投与によりサフラワ-油投与の場合より少ないことを見出した(里内)。海産物中に含まれるリン脂質の過酸化反応によってPAF活性を有する物質が生成することを証明した(塚谷)。大豆タンパク消化物中には胆汁酸との結合能を持った分子量5〜10KDのペプチドが存在しステロイドの排出を促進することによって血清コレステロ-ルレベルを低下させることを見い出した(菅野)。ペプチドグリカン,ガングリオシドなど生体及び食品に含まれる生理性質糖質の構造ー活性相関を解明した(長谷川)。動物の皮膚に含まれ表皮細胞の分化に関与している糖脂質epidermosideを合成した(森)。ウサギ小腸上皮細胞の培養系を確立し,増殖分化に対する食品成分の影響を検討した(山内)。
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