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ミエリン形成におけるCNP及びMAG遺伝子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 02220207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関新潟大学

研究代表者

栗原 正  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (50018800)

研究分担者 崎村 建司  新潟大学, 脳研究所, 助手 (40162325)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1990年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードCNP / 二者択一的スプライシング / 遺伝子 / ミエリン
研究概要

非常に高活性の2'、3'ー環状ヌクレオチド3'ーフォスフォジェステラ-ゼ(CNP)が脳及び脊髄に存在し、オリゴデンドログリアが特異的にCNPを発現していることが示されている。CNPはSDSーPAGE上で泳動度がわがかに異なる2つのタンパクバンドとして存在する。このような分子の多様性は、他のオリゴデンドログリア特異タンパクと同じように、二者択一的スプライシングによってもたらされている可能性がある。本年度はマウスCNP420アミノ酸をコ-ドする第2のCDNA(cDNAII)を分離し、前に得た400アミノ酸をコ-ドするCDNA(cDNAI)及びCNP遺伝子の配列と比較した。その結果、エクソン1の中ほどで二者択一的スプライシングが起きていることが明らかになった。
cDNAIとcDNAIIは5'端のみが異なる。cDNAIIの配列をマウスCNP遺伝子の配列と比較するとエクソン1の内部にスプライスアクセプタ-サイトがあることがわかる。cDNAIIの5'端の配列はエクソン1の約800塩基上流の遺伝子上に見出された。遺伝子上のこの配列の上流には、GCーrichな配列の中にコンセンサスTATAーboxに近い配列(TATGAA)があり、プロモ-タ-のコア-と考えられた。プライマ-伸長、S1フクレア-ゼ保護分析の成績はTATGAAの26塩基下流に転写開始点があることが示した。エクソン1のさらに上流に新たに見出された第2の5'端エクソンをエクソンOと名付けた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 栗原 正: "オリゴデンドログリア特異酵素CNPのmRNAのaltetnatine Splicing" 神経化学. 29. 318-319 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 栗原 正: "alternative Splicing of Mouse Brain 2',3'ーCyclic Nucleotide 3'ーPhosphodiesterase mRNA" Biochemical and Biophysical Research Communications. 170. 1074-1081 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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