研究課題/領域番号 |
02221102
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀田 凱樹 東京大学, 理学部, 教授 (30010036)
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研究分担者 |
石和 貞男 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (20017205)
森脇 和郎 国立遺伝学研究所, 教授 (50000229)
西田 育巧 愛知がんセンター研究所, 放射線部, 部長 (50107059)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1990年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | ショウジョウバエ / 分子生物学 / 生体高次機能 |
研究概要 |
世界的レベルでショウジョウバエ分子生物学を利用して発生生物学的研究や神経生物学的研究、細胞生物学的研究が近年急速な展開を見せている。そこで、わが国の優れた研究者を結集して、最近数年間のこの世界的な研究動向に呼応した研究体制を早急に確立することを目的として、昭和63年度より重点領域研究「ショウジョウバエ」が発足した。これにより、わが国のショウジョウバエ分子生物学の研究を振興するとともに、これまで他の実験材料で遺伝子レベルでの解析に困難を感じていた研究者に新しい手法と展望を提供することができる。本研究は、この重点領域研究の円滑な遂行を企画し、またその成果の評価を行った。また、本年半ばにおける評価によって、特に重点的な研究を集中的に行わねばならぬ際に機動的に対処するなどして研究計画の最適化をはかった。また、来日した主要な外国人研究者を招待して国際シンポジウムや共同セミナ-を企画実行して研究交流を行い、合わせてわが国の研究の評価を受ける事業を行った。とくに本年度はこの計画研究の最終年度にあたるので、そのとりまとめ、研究成果の発表を行うために、全体班会議とは別に国内外の国際会議への参加発表の奨励・その企画などを班員に指導奨励した。また、国際的な研究の進展状態についても合わせて調査し、その結果この研究計画について改善すべき点、さらに重点に推進するべき研究などについて検討を行った。また。また最終年度に当り、この重点領域研究終了後のこの分野の研究のさらなる振興を図るためにはとるべき方策、研究体制作りについても総合的に研究調査した。 また本年度は特にショウジョウバエ分子生物学技術の集大成を行うべく、米国の研究グル-プからも実験のプロトコ-ルを相互に交流し、全班員と他の関連研究者に配布した。 本年度は公募を行わなかったため、昨年度の公募研究者には研究計画を提出させて評価した結果、一部を除いて最終年度の計画研究に参加して貰い研究の完成を期した。これらの研究者との協同研究の円滑な進行を図るため、東京大学遺伝子実験施設の堀田研究室を拠点として希望者にショウジョウバエ分子生物技術のトレ-ニング、ゲノムDNA、cDNAなどのライブラリの供給体制を強化した。
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