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マウス精子上の卵子認識レセプタ-

研究課題

研究課題/領域番号 02222206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

岡部 勝  大阪大学, 薬学部, 助手 (30089875)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードマウス / 精子 / 卵子 / 相互認識 / λgt11 / 精巣cDNA
研究概要

マウス精子上の卵子認識レセプタ-と結合するモノクロ-ン抗体OBF13を用いてマウス精巣のcDNAライブラリ-の中から反応するクロ-ンを見いだすべく検討を行った。λgt11の系に組み込まれたcDNAライブラリ-は筑波大学の馬場忠博士より提供されたものを用い総数60万クロ-ンをスクリ-ニングを供した。しかし、OBF13に対して反応するクロ-ンを見いだすことはできなかった。OBF13抗原は蛋白分解酵素処理によって失活するので抗原に蛋白質が含まれると考えられるが、今回の結果はOBF13の認識エピト-プが蛋白質以外の部分を認識するかあるいは精子表面上でだけ形成されるような立体構造を認識していることを示している。今後はOBF13抗原に対するポリクロ-ナルな抗体を作成し、もう一度ライブラリ-のスクリ-ニングを試みる予定である。また、抗原のアミノ酸の一次構造を決定する事も試み、成功すればDNAプロ-ブを用いたスクリ-ニングを行いたい。
先体反応を終えたヒト精子とのみ反応するモノクロ-ン抗体MH61を用いてやはりλgt11に組み込まれたヒト精巣cDNAライブラリ-(クロ-ンテック社)から総数60万クロ-ンをスクリ-ニングしたがOBF13と同様MH61に対して反応するクロ-ンを見いだす事はできなかった。MH61が精子の受精能と結び付いていることを確実に示すために以下のような検討を加えた。MH61抗体をポリスチレンビ-ズの上に結合させてヒト精子と培養した。ビ-ズに結合した精子をマニピュレ-タ-で透明帯を除去したハムスタ-の卵子表面にもって行き卵子への結合能をビ-ズに結合していなかった精子との間で比較を行ったところ前者のような精子は卵子とよく結合したが後者はほとんど結合できずMH61抗体による受精可能精子の選別の可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Okabe,S.MAtzno,M.Nagira,T.Mimura,Y.Kawai,T.Mayumi: "A human sperm antigen possibly involved in binding and/or fusion with zonaーfree hamster eggs" Fertility and Sterility. 54. 1121-1126 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] M.Okabe,S.Matzno,Y.Xing,M.Nagira,Y.Kohama and T.Mimura: "An attempt to evaluate human sperm fertilizing ability with a monoclonal antibody" Serono Symposis,USA Fertilization in Mammals,. 432-432 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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