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海外における可降水量の推定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02228210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

中村 晃三  東京大学, 海洋研究所, 助手 (20143547)

研究分担者 乙部 弘隆  東京大学, 海洋研究所, 教務職員 (10169328)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード可降水量 / NOAA / TOVS / HIRS / 降水量の推定
研究概要

本研究では、第一に、衛星デ-タからの可降水量推定の有効性を検討する手段として、洋上での雨量・オメガゾンデ・その他の観測デ-タを用い、衛星の放射計デ-タとの比較をすること、第二に、現在までに提案されている方法によって、衛星デ-タによって可降水量・凝結水量・降水量の推定を行い、それら推定方法の検討を行うことを計画した。
第一の点では、雨量の実測は、研究船「白鳳丸」に装備されている気象観測装置によるル-チン観測によって得られたデ-タを使い、また、下層大気の物理量はオメガゾンデによる同時観測のデ-タを使った。解析したデ-タは、昨年度のテスト航海で得られたものと、世界一周航海の時に得られたものである。白鳳丸のNOAA受信システムでは、軌道要素がCCTーMTに一部しか記録されない等の問題点があったが、他機関から軌道情報を貰うことなどによってそれらの問題点を解析し、解析できることがわかった。更に、TOVSデ-タの解析も行ない、AVHRR各チャネルに対応するHIRS各チャネルとの間の対応関係を調べることができた。ゾンデ観測デ-タを使った理論計算値と放射計デ-タとの比較に関しては、ITPP等適当な吸収係数デ-タの入手が困難であったため、水蒸気に関してのみ簡単なチャネル毎の平均値を使った方法での試算を行なった。観測値の方が低い温度になったが、今後、より正確な吸収係数デ-タを用いて計算を行なう予定である。
また、白鳳丸の1991年最初の航海においても、観測を行なった。これは、WCRP「雲と放射」特別観測に関連しても行われたもので、今後これらのデ-タも含めて解析を行なうことが可能である。
第二の既存の可降水量・凝結水量・降水量の推定方法の検討に関しては、多くの文献を収集し、それぞれの特徴を研究したが、実際の検討はまだ実行できなかった。今後、機会を作り、実行したいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中村 晃三・乙部 弘隆: "衛星デ-タによる可降水量の推定" 気象集誌. 69. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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