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衛星と降水の同位体観測ネットワ-クによる大陸における水循環過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02228214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

加藤 喜久雄  名古屋大学, 水圏科学研究所, 助教授 (00022616)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1990年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード水循環過程 / 降水の同位体 / 熱帯雨林 / 衛星デ-タ / IAEA / WMO / 東ユ-ラシア / 積雪被履面積 / エルニ-ニョ
研究概要

水蒸気輸送過程が強く反映されている降水の同位体測定デ-タを、雪氷・植生分布とその変動に関する衛星デ-タと関連づけて考察することにより、水循環過程を解明することを目的に、IAEA/WMOによる降水の同位体観測ネットワ-クによる降水の同位体デ-タと、雪氷被履面積の変動や、植生の面積と活動の変動との関連性について検討を行っている。
東ユ-ラシアにおける積雪被履面積のIndex値の月および年変動と、IAEA/WMOによる降水の同位体観測ネットワ-クのステ-ションである、日本の東京や凌里における降水の同位体変動との間に関連性のあることを見出した。日本における降水のδDーδ^<18>O関係については、冬とその他の季節では異なることが分かっている。東京や凌里における降水の冬のδDーδ^<18>O関係が、東ユ-ラシアにおける積雪被履面積の多い年には、5〜6月にまでも遅れることが見出された。
また、インドネシアのジャヤプラにおける降水のδDーδ^<18>O関係は、東ユ-ラシアにおける積雪被履面積の多い年とそれ以外の年では大きく異なる関係を示すことが見い出された。このことはさらに、東ユ-ラシアにおける積雪被履面積→インド・モンスーン→エルニ-ニュの関連を通して、気象衛星NOAAの緑色植生の密度と活力の指標となるNVI値から求めた、熱帯雨林の光合成生産の変動と大きく係わっており、そして地球の大気CO_2濃度の異常を引き起こしていることも、明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 加藤 喜久雄: "大気CO_2濃度と安定同位体比の関連" 大気圏シンポジウム. 5. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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