• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

黒潮上流域の海面熱フラックスのリモ-トセンシング

研究課題

研究課題/領域番号 02228218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関琉球大学

研究代表者

古賀 百樹  琉球大学, 理学部, 助教授 (50153515)

研究分担者 石島 英  琉球大学, 短期大学部, 教授 (50045184)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1990年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワード黒潮上流域 / 海面熱フラックス / リモ-トセンシング / 定期フェリ- / シ-・トウル-ス・デ-タ
研究概要

本研究は,黒潮上流域における海面熱フラックスの推定に人工衛星デ-タを活用するとともに,熱フラックスの季節変動の特性を明かにすることを目的とする.本年度の研究実績はつぎのとおりである.
(イ)沖縄ー台湾間の定期フェリ-に搭載するため自動気象ステ-ション(ア-ンデラ社製)を購入した.航路に沿って,風速・風向・気温・湿度・日射・総日射・水温の自動計測が可能である.1990年9月,10月は例年になく連続して台風が来襲し,気象ステ-ション設置が予定より遅れたが,10月中旬より測定に入ることが出来た.現在もデ-タ取得中であり,1991年度を含めて少なくとも1年分のデ-タが取得できる予定である.
(ロ)フェリ-に設置した自動気象ステ-ションの機能テストおよび船上測定の問題点の吟味のため,フェリ-乗船の特別観測も行った.その際,現有の放射温度計による海表面温度の測定もあわせて行った.今後,特別観測をさらにおこない,今回購入のXBTシステムの活用も計る予定である.
(ハ)この海域の海面からの熱特性を強く支配すると考えられる海面水温分布の概略を把握するため,既存の観測資料(「海洋速報」およびフェリ-の過去の「航海日誌」)を用い予備解析も行った.その結果,この海域での水温の季節変動の概略と黒潮に沿った変動の伝播の特性が明かとなった.
(ニ)人工衛星デ-タについては,今年度はじめより現有の「パソコンによる“NOAA"および“GMS"衛星画像受信装置(IBC社製)」を利用し,研究海域のデ-タを蓄積している.次年度はその利用を押し進める.特に,フェリ-によるシ-・トル-ス・デ-タと人工衛星による海面水温,雲量などの相関関係を調べ,衛星デ-タから熱フラックスを推定するための実用的な実験式を作成することに重点をおく予定である.

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小賀・石島: "黒潮上流域の海面熱フラックスのリモ-トセンシングー序報:定期フェリ-を利用したシ-・トル-ス・デ-タの取得" 「衛星による地球環境の解明」第2回シンポジュウム 要旨集. 261-266 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

URL: 

公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi