研究課題/領域番号 |
02228223
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
日下 迢 金沢工業大学, 工学部, 教授 (20064454)
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研究分担者 |
宮北 啓 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90064419)
鹿田 正昭 金沢工業大学, 工学部, 助手 (50121249)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 地図情報の利用 / 人工衛星デ-タの処理 / 地図・画像統合システム / 地滑り危険地帯の予測 / 地質デ-タ / 標高・傾斜 / 植生指数 |
研究概要 |
衛星デ-タそれのみを用いた処理によっても多くの成果を挙げることができるが、さらに地表面あるいは地表面下などの地図情報と衛星デ-タを統合し、利用できるならば、一層意味のある有益な解析結果が得られると考えられる。この観点に立って、我々は、地表面上の種々の地図情報と衛星デ-タを統合して処理・解析できるシステムを構築した。 本年度の研究では、地図情報を利用した衛星画像それ自身の認識処理というよりは、むしろ地図・画像統合システムを利用した地滑り発生危険地帯の処理・解析について重点的に行った。本研究では使用した主題地図は、石川県能登全域に関するa)地滑り危険箇所調査デ-タ、b)石川県地質図とc)国土数値情報(標高、傾斜デ-タ)である。a),b)のデ-タについては、既存の主題地図からそれぞれ約125m,500mの格子間隔でデ-タ収集した。また、衛星デ-タとしては、ランドサットMSSデ-タにより計算された基準化植生指数デ-タを用いた。これらのデ-タを重ね合わせ、地滑り発生・処険地帯に対応するそれぞれのデ-タ処理・解析することによって、次のことを見出した。1)地滑りは、傾斜角1.6度から3.0度程度の間に多く存在しており、しかも、標高デ-タから計算される支持面積率(周囲の領域から対象とする地点に及ぼす荷重の度合いを示す量)が地滑り危険地帯を予測するための一つの指標になり得る。2)地滑りが発生した地域および危険とされている地域は、泥岩、安山岩質溶岩からなる地形が多い。3)地滑り地帯の地表面の形態情報としては、衛星デ-タから得られる植生指数が有効である。
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