研究課題/領域番号 |
02228226
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
吉田 栄夫 国立極地研究所, 資料系, 教授 (40033477)
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研究分担者 |
渋谷 和雄 国立極地研究所, 研究系, 助教授 (80132710)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | GEOSAT / LANDSAT / 氷床地形 / 衛星画像 / レ-ダ-高度計 / 航空写真判読 / グランドトル-ス |
研究概要 |
1.GEOSAT高度計デ-タの解析 平成初年度購入したERM1ー52から、氷床地形が500Km長以上にわたって忠実にtrackingされている部分を切り出し編集した。次に、ERMの測高値はそのままで、衛星位置をNASA・GSFCの精密軌道値に置き換えた。さらにslope induced誤差を見積り補正した。Waveform Retrackingは行っていない。こうして作成した「ANTデ-タセット」から平均操作により、20Kmメッシュの「標高グリッドファイル」を作成し、地上基準測高点(±1〜±4m精度)と比較した。両者の比較によると、2000m高度での誤差は10mだが500m高度では80mに及び、補正方法を更に改善する必要がある。今後は、やまと山脈付近の“現状で到達できる最適グリッド"を作成し、それに0.1秒サンプル測高値を高密度で適正配置させ、相対精度の良い10mコンタ-図を求めるが課題である。 2.LANDSAT TM画像の解析 EOSATよりLANDSATー5のTM(ロ-番号133、パス番号65)を購入し、テラ・マ-ル社の画像処理システムで予察的解析を行った。バンド1(B)、バンド2(G)、バンド4(R)の組み合わせが現実の航空写真に近く、更に50%ずつのhistogram equalization stretch,automatic linear stretchを組み合わせてコントラストをつけると、積雪域、青氷域、モレ-ン・クレバス等の地形的特徴がよく出ることがわかった。バンド6のデイジタル値をMarkham and Baker(1986)の式に従って表面放射温度に変換するとモレ-ンはー16℃、青氷はー17℃、積雪域はー24℃と求められるので温度による画素分類も可能である。 3.平成3年度は、上記GEOSAT高度分布図と、LANDSAT画像から、三次元衛星画像を作成し、氷床地形学的議論を行う。
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