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新規アズレン系分子の設計と機能

研究課題

研究課題/領域番号 02230202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

浅尾 豊信  東北大学, 教養部, 教授 (70004273)

研究分担者 伊東 俊司  東北大学, 教養部, 助手 (10213042)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアズレン / 超安定カルボカチオン / フリップメカニズム / アズレニルメチルカチオン
研究概要

アズレンはアズレニウムイオン構造を取ることで1位に結合したメチルカチオンを安定化すると期待される。トリフェニルメチルカチオンの三枚のフェニル基をアズレン環で置換したトリ(1ーアズレニル)メチルカチオン(1__ー)には、大きな安定性を期待することができる。また二枚および一枚のアズレン環で置換したジ(1ーアズレニル)フェニルメチルカチオン(2__ー)および1ーアズレニルジフェニルメチルカチオン(3__ー)を含めメチルカチオンのアズレン環による安定化も試みた。合成は対応するヒドロ体のDDQによる酸化により収率良く行うことができた。更にアズレン環にtーブチル基を置換することにより電子的および立体的にも安定化を受けた超安定カルボカチオンを合成することが出来た。それらの安定性はpK_R+値を測定し比較したが,tーブチル置換体の14.3という値はこれまでの最高の値を示している。また1__ー〜3__ーは分子プロペラを形成しており、その相関回転は配座異性体を温度可変NMRスペクトルによって観測し、フリップメカニズムを用いて解析し、それらの熱力学的パラメ-タ-を求めた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Matsubara,M.Morita,S.Matsui,S.Takekuma,H.Yamamoto,S.Ito,N.Morita,T.Asao,T.Nozoe: "Structure for the“Biguaiazuleー3,3'ーdione"and Efficient Preparation of 5ーIsopropylー3,8ーdimethylー1,7ーazulenedione" Bull.Chem.Soc.Japan. 63. 1841-1842 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Shunji Ito,Noboru Morita,Toyonobu Asao: "Azulene Analogues of Triphenylmethyl Cation;Extremely Stable Hydrocarbon Carbocations" Tetrahedron Letters. 32. 773-776 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroshi Horino,Toyonobu Asao,Naoto Inoue: "Palladium Catalyzed Vinylation of Haloazulenes and Halotropolones with Olefins.Utility of the Heck Reaction in the Conjugated Carbon Chain Preparation" Bull.Chem.Soc.Japan. 64. 183-190 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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