研究課題/領域番号 |
02231104
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 嘉彦 京都大学, 工学部, 教授 (40026018)
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研究分担者 |
村橋 俊一 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029436)
金岡 祐一 北海道大学, 薬学部, 教授 (50001029)
内本 喜一朗 京都大学, 工学部, 教授 (90025958)
岩澤 康裕 東京大学, 理学部, 教授 (40018015)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
24,800千円 (直接経費: 24,800千円)
1990年度: 24,800千円 (直接経費: 24,800千円)
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キーワード | イオンチャンネルの化学構造 / 固体触媒の原子設計 / 均一系遷移金属の触媒作用 / ルテニウム錯体触媒 / パラジウム・イソニトリル錯体 / イソニトリルの重合 / ランタナイド金属試薬 |
研究概要 |
1。イオンチャンネルの化学構造に関して、Na^+チャンネル分子中のトキシン結合部位をイモ貝毒・μーコノトキシンなどをリガンドとする試薬でラベルすることに成功し、これに基づいて電気ウナギNa^+チャンネルの結合部位の構造が推定された。2。固体触媒の原子レベルでの設計と触媒反応の開発に関して、シリカジェル担体上に固体触媒の反応サイトを原子レベルでNb1個から2個に設計することにより、その反応性が酸性から塩基性に逆転する例を見出した。また、アルミナに固定した[Ca(II)]_4/Al_2O_3触媒の設計によりNOとCOの同時除去法を開発した。3。均一系遷移金属錯体触媒による選択的反応の開発(1)酵素Pー450の鉄ーオキソ中間体に対応する活性種をルテニウム錯体過酸化物複合系によりシミュレ-トすることに成功した。特に、生合成型のアミンのαー位酸化は有用である。βーラクタムの酸化でアセトキシ基が導入され、カルバペネムなど重要医薬品の合成に利用される。(2)イソニトリル錯体複合系の制御により、1,2ージイソシアノベンゼン類のリビング重合を見出した。複素芳香族キノキサリン骨格を形成しつつ重合し、生成するポリ(2,3ーキノキサリン)はヘリックス構造をとることが明らかにされた。(3)ランタナイド金属錯体による立体化学制御に関して、光学活性2ーアシルー1,3ーオキサチアンと有機金属化合物の相互作用を活用することにより、ランタナイド系イッテルビウム有機金属試薬では有機リチウムやマグネシウムの場合と全く逆の立体選択性を与えた
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