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カルコゲン元素複合反応系の開発と制御

研究課題

研究課題/領域番号 02231218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

園田 昇  大阪大学, 工学部, 教授 (20083983)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードイオウ / カルコゲン / イソチオシアナ-ト / 硫化カルボニル / チオ-ルカルバメ-ト
研究概要

本研究では、イオウ、セレン、テルルなどのカルコゲン元素の個々の特性をうまく組み合わすことにより、単独系では達成困難な相乗的反応持性の解明と、それに基づく新反応の開発を目的に、特にO価カルコゲン元素複合系における解媒型反応制御について検討した。その結果、1.極めて緩慢なイオウとイソシアニドとの反応をセレンを触媒として効率良く進行させる目的で、セレンとイソシアニドから容易に生成するイソセレノシアナ-トとイオウとの反応を詳略に検討した結果、交換反応がスム-ズに進行する条件を明らかにした。2.イオウーセレン複合系におけるイソシアニドとの量論反応を行ない、イソチオシアナ-トが良好な収率で生成することを見い出すとともに、O価セレンが回収されることを明らかとした。3.セレン触媒系におけるイオウとイソシアニドとの反応の制御を検討し、セレン触媒によるイソチオシアナ-トの合成法を確立した。4.セレン触媒系における反応過程を検討し、塩基により生成したイオウアニオン種のイソセレノシアナ-トへの求核攻撃に基づき、反応が進行する可能性が高いことを明らかとした。5.セレン触媒系において明らかとなった知見に基づき、テルル解媒系への応用を試み、テルルがセレンよりもさらに高い触媒活性を示すことを見い出した。6.イソシアニドと等電子構造である一酸化炭素に着目し、イオウーセレン複合系における硫化カルボニルの新規発生法を明らかにした。7.さらに、セレン触媒系の検討を行ない、セレン触媒による効率硫化カルボニル合成法を確立した。8.本系にアミンを共存させて反応を行なうことにより、せレン触媒によるチオ-ルカルバミン酸の新規調製法を見い出し、アルチル化することにより、Sーアルチルチオ-ルカルバメ-トが高収率で合成できることを見い出した。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 園田 昇: "A facile method for generation of carbon oxide sulfide" Heteroatom Clemistry. 1. 157-159 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 園田 昇: "A new selemium catalyzed synthesis of Sーalkyl carbonothioates form alcohols,carbon monoxide,sulfu,and alkgl halides" Tetrahedron Letters. 31. 4773-4776 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 園田 昇: "Photoーinitiated thioselention of olefins unth diphenyl disulgide and diselemide"

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 園田 昇: "nouel selenium catalyzed synthesis of isothiocyanates from isocyanides and elemental sulbur"

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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