研究課題/領域番号 |
02234103
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
釜江 常好 東京大学, 理学部, 教授 (90011618)
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研究分担者 |
千葉 順成 高エネルギー物理学研究所, 助教授 (50126124)
野本 憲一 東京大学, 理学部, 助教授 (90110676)
槙野 文命 宇宙科学研究所, 教授 (60022589)
西村 純 宇宙科学研究所, 所長 (40013619)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ガンマ線天文学 / 井戸型ホスウイッチカウンタ- / 硬X線検出器 / 気球実験 / 超新星1987A / 銀河中心 |
研究概要 |
本重点領域の組織が生まれた結果、素粒子原子核物理分野と宇宙天体物理分野の間で、組織的な共同研究が開始されるようになってきた。総括班は本領域内の交流のみならず、このような広範囲な交流も促進させるため、積極的に努力してきた。 夏休みには各課題代表者に平成元年度の成果を本年度の進行状況、さらには3年度目以降の見通しを報告してもらった。9月にはこれらと総括班で検討し、中間報告書としてまとめた。また釜江と野本は、10月24日に文部省で開かれた報告会にこの報告書を提出し、同時に口頭で本領域の成果を報告した。その中で、野本を中心とする超新星残骸の研究が世界的な「標準理論」と成長していること、また釜江を中心として開発された井戸型フォスウイッチ検出器がX線天文学研究者から高い評価を受け、5ー7年後を目指す観測衛星計画に取り上げられていることを強調した。 平成3年2月6日7日に、「超新星SN1987Aと関連天体」というテ-マで重点領域の研究会を東大で開催した。本領域に参加しているグル-プだけでなく科研費総合研究「大マゼラン雲の超新星SN1987Aの総合研究」の研究者、宇宙科学研究所X線天文学グル-プ、国立天文台や高エネルギ-物理学研究所や宇宙線研究者、さらには重点領域「素粒子的宇宙像」の研究者にも参加を呼びかけた結果、43にわたる興味ある講演を聞くことができ、100名を越える参加者は熱心に討議を重ねた。本領域以外からの参加者も多く、本領域で取り上げた研究のテ-マに対する関心の深さがあらためて判った。
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