研究課題/領域番号 |
02234205
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐藤 文隆 京都大学, 理学部, 教授 (90025370)
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研究分担者 |
山田 良透 京都大学, 理学部, 助手 (20230493)
寺沢 敏夫 京都大学, 理学部, 助教授 (30134662)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 超新星爆発 / 流体不安定 / 超新星残骸 / 超新星からのX線γ線放射 / パルサ- / パルサ-キャヴィティ- |
研究概要 |
超新星エジェクタ中でのショックの伝搬時における不安定性成長の条件に関しては、二次元及び三次元の数値流体コ-ドによる解析を行い次のような結果を得た。すでに多くのグル-プの解析から指摘されているように、水素エンヴェロ-プとヘリウムコアの境界面(以後H/He境界面)付近に初期揺らぎが存在すれば、この揺らぎは非線形段階まで成長する。一方我々の計算によればヘリウムコアと重元素層の境界(以後He/C+O境界面)付近の初期揺らぎは十分大きく成長しない。この原因は、blast shockがH/He境界面を通過するときに発生するリバ-スショックがHe/C+O境界面を外からたたくことにより一度成長したHe/C+O境界面付近の揺らぎを減少させるためであることが明らかになった。 パルサ-活動性の見え方に関しては、パルサ-キャヴィティ-モデルによりパルサ-からの放射の見え方を議論した。光度曲線の観測値から理論的に予測される放射性同位元素からの放射などの可能性を差し引いて、残りの部分をパルサ-からの放射であるとしてパルサ-活動性を議論している例が多い。しかし、パルサ-がキャヴィティ-を形成している場合には、パルサ-からの放射のエネルギ-の一部はキャヴィティ-の運動エネルギ-に転換され、また一部はキャヴィティ-内部に蓄えられ、光度曲線のずれなどとして観測される放射はパルサ-活動性の総エネルギ-に対して僅かである。超新星1987Aに関してこのモデルを定量的に計算し、上述の評価は1987Aの場合パルサ-活動性の上限値に関して約2桁の過小評価であることを明らかにした。
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