研究課題/領域番号 |
02236103
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
江口 吾朗 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80022581)
|
研究分担者 |
佐藤 矩行 京都大学, 理学部, 助教授 (30025481)
藤澤 肇 名古屋大学, 理学部, 教授 (60079689)
大石 道夫 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (00126004)
竹市 雅俊 京都大学, 理学部, 教授 (00025454)
岡田 益吉 筑波大学, 生物科学系, 教授 (60015534)
|
研究期間 (年度) |
1990
|
研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
|
配分額 *注記 |
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
1990年度: 10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
|
キーワード | 多細胞体制の形成 / 組織・器官の再生 / 形態形成因子 / 分化誘導因子 / 遺伝子発現制御 / 形態形成遺伝子 |
研究概要 |
本重点領域研究は本年度で2か年を経過した。本研究の目的は、この重点領域研究を総括し推進することにある。本年度では、従来の成果を踏え、『高次体制の形成・再生の制御とその因子』及び『分化の調節性と形態を誘導する因子』をそれぞれ課題とする2つの計画研究に加え、13課題の公募研究をもって研究を組織した。計画研究の研究代表者及び研究分担者さらに公募研究代表者の有機的連携を図り、実質的な共同研究を隨時展開して国際的に高く評価されつつある多くの成果を収めた。成果の詳細は『重点領域研究「発生プログラム」平成2年度研究成果報告書』としてとりまとめ、平成3年3月に刊行された。 ○ショウジョウバエにおける極細胞決定因子とその作用の解明、○両生類の胚体背腹軸決定因子の発見とその単離同定への発展、○中胚葉誘導因子としてのアクチビンAの同定とその作用の解明及び両生類についてのアクチビン遺伝子のクロ-ン化、○動物の発生過程におけるDNA一次構造の変化に関する発見、○細胞接着分子カドヘリンの組織及び器官の形態形成における基本的役割の解明、○神経回路形成の制御分子の作用の解明及び運動神経の標的細胞への到達を制御すると予想される因子の発見、○組織細胞の分化形質発現の安定化及び再生の制御に関与する糖蛋白分子の発見並びに作用の解明、等々の成果はいずれも独創的な研究の展開によって得られ、すでにそのかなりの部分が国際学術誌によって公表されつつある。 一方、本研究では、総括班固有の事業として、漸進な研究技術の研究への積極的な導入を図る目的で、2度に亘りワ-クショップを開催し、大きな成果を収めると共に、本年度の成果を集約して広く公表すべく、公開講演会を開催した。平成3年度では、上記本年度の成果を踏えて研究目的を達成しうるよう、研究計画を立案し鋭意それらを実施する。
|