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ヒドラ再生を制御する遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 02236211
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

藤沢 敏孝  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教授 (60000262)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードヒドラ / 再生遺伝子
研究概要

昨年度から引き続き再生時特異的に発現する遺伝子の分離を行った。本年度もう一つのアプロ-チとして頭部再生不能系統(regー16)の再生能を回復させる事を試みた。
1)再生特異的に発現する遺伝子クロ-ンの分離。
前年度に頭・足部を切除後、3時間再生させたヒドラ由来のcDNAライブラリィを作成した。これを用いて弁別選択法で再生特異的に発現する遺伝子のcDNAクロ-ンの分離を継続した。分離したcDNAクロ-ンは更にその再生における時間的、空間的発現パタ-ンをホ-ルマウントを用いたイン・シチュハイブリダイゼイション法またはノ-ザン・ブロットハイブリダイゼイション法で分析して再生特異性を確認した。その結果、前年度と合わせて6クロ-ンが再生特異的と考えられた。現在個々のクロ-ンの詳細な解析を行っている。
2)頭部再生不能系統(regー16)の再生力を回復させる試み。
regー16の再生不能の要因は内胚葉の消化細胞にある事、他の系でタンパク分解酵素が再生に関与するのとの報告がある事等からregー16の再生端を数種のタンパク分解酵素で処理し再生能回復の有無を調べた。その結果、プロテナ-ゼK(50mg/ml)を再生3時間の間作用させた時が最も有効で再生能を30%近く回復させる事ができた。これらの事は(1)おそらく内在性のタンパク分解酵素が再生に関与している事、(2)再生能が100%回復しなかった事は蛋白分解酵素以外の何らかの因子も関与している事を示唆する。今後、内在性タンパク分解酵素種の特定を行い、また、その阻害物質の正常再生に与える影響を調べる事により蛋白分解酵素の再生への関与を証明する予定である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Fujisawa: "Role of interstitial cell migration in regenerating positionーdependent patterns of nerve cell differentiation in <Hydra>___ー." Dev.Biol.133. 77-82 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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