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大腸菌の全プロテァ-ゼの構造の機能

研究課題

研究課題/領域番号 02237201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

市原 茂幸  名古屋大学, 農学部, 助教授 (30092993)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードEscherichia coli / profease / membrane
研究概要

大腸菌には30種以上のプロテア-ゼが存在するが、その中で必須であるのはわずか3種類である。これは、プロテア-ゼが相互にその複雑な作用を補あっていることを示している。一細胞におけるプロテア-ゼの相互的な役割を明らかにすることを目的とし、存在する全てのプロテア-ゼ遺伝子をクロ-ニングして一次構造を決定すること、および、その欠失変異株を得ることを試みている。本研究は地道な積み重ねが必要であり、1年間で具体的な成果を挙げることはできない。計画に述べた具体的な作業がどの程度進行しているかを報告する。
(1)既知プロテア-ゼ遺伝子のクロ-ニングと一次構造の解析ーーーこれまで既知プロテア-ゼの5クロ-ンを取得した。その中でapeAについてはじめて全DNA構造を明らかにした。
(2)未知プロテア-ゼの検索ーーー500株のSDS感受性形質伝換株からなるバンクを作製した。バンク株の活性を種々の基質を用いて測定しているが現在のところ新してプロテア-ゼは見いだされていない。
(3)欠失変異株の作製ーーークロ-ニングできた5種のうち、細胞表層に存在する4種のプロテア-ゼについてその欠失変異株を作製した。いずれも単独では生育になんら影響を与えなかった。4種中3種までの同時欠失変異も生育になんら影響を与えなかった。現在4種の組合せ変異株の作製を試みている。
本研究過程において、上記(2)のバンク中SDS感受性の顕緒なクロ-ンについては、機能を明らかにする目的で検討を行った。その結果、94.3minの<kil>___ー(溶菌リポタンパク質)および、35.0minの<aceP>___ー(acetete permease)を新しく同定し、それらのDNA一次構造等を明かにした。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S.Ichihara,Y.Matsubara and S.Mizushima: "Protease I Localizedin the Periplasm and Protease V in the Membrane are Encoded by the Same Gene,<apeA>___ー,in <Escherichia>___ー <coli>___ー"

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] S.Ichihara and I.Kawamura: "Molecular Cloning,Sequencing and Characterizations of Two Small Membrane Lipoproteins in <Escherichia>___ー <coli>___ー"

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] S.Ichihara,K.Hosono and T.Mizuno: "Identification and Characterizations of the Acetate Permease in <Escherichia>___ー <coli>___ー"

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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