研究課題/領域番号 |
02240216
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 埼玉県立がんセンター |
研究代表者 |
大木 操 埼玉県立がんセンター, 研究所血清ウィルス部, 部長 (00158792)
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研究分担者 |
三好 浩之 埼玉県立がんセンター, 研究所血清ウィルス部, 研究員 (70219830)
市川 仁 埼玉県立がんセンター, 研究所血清ウィルス部, 研究員 (30201924)
菊地 喜美子 埼玉県立がんセンター, 研究所血清ウィルス部, 研究員 (00161414)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 家族性アルツハイマ-病 / ヒト21番染色体 / NotI制限酵素地図 / NotIリンキングクロ-ン |
研究概要 |
家族性アルツハイマ-病の一要因として、染色体21番q21バンド上の遺伝子が関与することが示されている。この知見を分子レベルまでもっていくことを目標とする。本課題では特にNotIーリンキングクロ-ンを用いてのq21バンド領域の物理地図の作製と、これをベ-スとした近接広領域DNAのクロ-ン化と物理地図(制限酵素地図)の作製に力点を置く。 ヒト由来の染色体として21番染色体のみを有するヒトーマウス雑種細胞を材料として、ヒトAlu配列断片をプロ-ブとしハイブリダイゼ-ションを行ったところ約40本のバンドが検出された。40本のNotI断片の全長は35メガ塩基対であり、これは21番染色体の全長のほぼ70%に相当する。以上の知見をもとに、地図づくりは、NotI消化ゲノムDNAをパルスフィ-ルドゲル電気泳動で分画し、個々のリンキングクロ-ンをプロ-ブとしてサザンハイブリダイゼイションを行い、それぞれのリンキングクロ-ンが、どのAluバンドとどのAluバンドを連関させれいるかというようにAluバンドを索引として行った。NotIリンキングライブラリ-は、ソ-ティングした21番染色体から調製したDNAを挿入断片として含むランダムファ-ジライブラリ-から選び出したものである。また地図づくりを容易にするため、個々のNotIリンキングクロ-ンにつきin situハイブリダイゼイション法等により、染色体上のどの領域に由来するかを決めた。23個のNotIリンキングクロ-ンを用いて行った解析結果をもとに地図作製を行い、21番染色体長腕の約1/2に相当するセントロメアからバンドq21の領域のNotI制限酵素地図を作製した。またこの地図上に汎用されているDNAマ-カ-、D21S16、D21S13、D21S26、D21S46、D21S4、D21S52、D21S1、D21S11、D21S8、APP及びD21S82の11個を正確にマップした。
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