研究概要 |
1988年10月14日ランドサット撮影のMSS CCT1600BPIバルク補正のもの2本(1本76,220円)をREJTECで購入。グランドトル-ス(地上調査)用デ-タとして国土地理院の細密数値情報を使用した。国土数値情報の16土地利用区分を5にまとめた。1緑地(山林・荒地・公園など),2農地(田・畑),3末利用地(造成申地・空地),4市街地(工業用地・一般低層住宅地・密集低層住宅地・申高層住宅地・商業業務用地・道路用地・公共公益施設用地),5水面(河川湖沼・沼)。土地利用を5にまとめると,その判別効率は相対的に向上し,水面98%,市街地68%,緑地67%,農地49%となった。未利用地は性格があいまいなこともあり,21%でしかなく,農地や市街地に分類されている部分が多い。 この5土地利用区分に、緑地は緑,農地は黄,未利用地は青,市街地は赤,水面は黒に色指定して,PCー9801に画像表示した。首都100km圏は間引率1/6,首都圏中心部は1/2,つくば市周辺は1/1とした。さらに市街地以上(水面は除く)を緑地とし,標準メッシュ単位ごとに緑地率を計算し、首都100km圏について緑地率分布図を作成した。さらに緑地率を20%ごとに階級区分して,20%未満を赤,20〜40%を黄,40〜60%を緑,60〜80%を空(薄青),80%以上を藍としてPCー9801に出力した。 この緑地率を東京都を中心に10km圏域別,8方位別に緑地率と市街地率を集計した。10km圏では緑地率7.3%に対して市街地率92.7%と圧倒的に都市的土地利用が優勢であるが,20〜30kmになると緑地率(57%)が市街地率(43%)を超え,30〜40km圏では緑地率が71.6%にもなる。
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