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都市域の自然改変に及ぼす工学的手法の影響

研究課題

研究課題/領域番号 02243210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

沖村 孝  神戸大学, 工学部, 助教授 (50031125)

研究分担者 森山 正和  神戸大学, 工学部, 講師 (70047405)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード都市域 / 地形改変 / 宅地造成 / 土地利用変化 / 土地利用形態
研究概要

本研究は神戸市を対象として1960年代より進められてきた大規模地形改変や市街地の土地利用形態の変化と土木工学・建築学分野における工学的手法との関係を明らかにしようとするものである。
大規模地形改変は、昭和30年以降に施工された1ヘクタ-ル以上の開発地と面積を調べた。その結果、六甲山系南部の旧市街地(東灘、灘、中央、兵庫、長田の5区)では1975年までに開発はほぼ終了し、1966年から1980年にかけては六甲山系西部の須磨、垂水区で、1976年以降では大阪層群や東播丘陵が広く分布する西区で大規模な開発が進行したこと、一方北区では1981年以降に大規模な開発が進行していることが明らかになった。また、神戸市における大規模地形改変は公営率が非常に高いことが特徴で、1956年から現在に至るまでの公営率は面積で65%にも達すること等を指摘した。
市街地の土地利用形態の変遷に関する調査としては、1910年から現在までの5時期における土地利用数値メッシュマップを作成した。土地利用形態読み取りの基礎資料としては国土地理院発行の1万〜2万5千分の1地形図を使用し、等積100mメッシュを用いた。土地利用形態の分類は水面、森林、水田、裸地・草地、大規模舗装面、大規模建物、散在建物、田園居住地、総描市街地の9種とした。メッシュマップ作成区域より4つの特徴的な地区(約2km×2km)をとりあげ、土地利用構成比の変遷を調べた。それらのうち、三宮・元町付近の都心商業地域では1935年に52%を占めていた総描市街地が、戦災の影響により1947年には28%に減少し、裸地・草地が2%から21%に増加している。その後、裸地・草地は減少し大規模舗装面と総描市街地が再び増加してきていることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 沖村 孝、森山 正和 ほか: "都市域の自然改変に及ぼす工学的手法の影響" 近代化による環境変化の地理情報システム第2回シンポジウム. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 沖村 孝、安井 充: "神戸市域における内陸部面的開発の変遷" 日本地形学連合1991年春季大会. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 鎌田 敏、森山 正和: "土地利用による気温変化の解析" 平成3年度 日本建築学会近畿支部研究報告. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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