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地理情報の集計誤差に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02243217
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関熊本大学

研究代表者

大澤 義明  熊本大学, 工学部, 助手 (50183760)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード集計誤差 / 地理情報 / 施設配置計画 / メッシュ・デ-タ / 地理デ-タ / 国調調査区デ-タ / 精度 / 都市計画
研究概要

本研究の成果は大きく三つに分けられる.
第一は,ミニ・マックス間題及びミニ・サム問題において,集計単位と立地誤差及び費用誤差との関係を明らかにした.特に,両誤差ともに集計単位の二乗に比例することが分かった.メッシュ・デ-タは不確実性を伴っているわけで,メッシュ・デ-タで得られる結論は,その精度を併せて示すことで意味を持つ.本研究では,メッシュ・デ-タを用いたミニ・マックス問題及びミニ・サム問題での誤差を理論的に抑えた.
第二は,ミニ・マックス問題がミニ・サム問題より集計化に対して安定していることを明らかにした.したがって,現実の問題として頻繁に解かれるミニ・サム問題の場合,ミニ・マックス問題の場合と同じ精度を得るためには,より小さな集計単位を用いなければならない.
第三は,ミニ・マックス問題及びミニ・サム問題において,立地誤差と費用誤差とが逆のパタ-ンを示すことを導いた.各々の問題において立地誤差が最大を達成する場合,またそのときに限り,費用誤差が最小となる.逆に,立地誤差が最小を達成する場合,またそのときに限り,費用誤差が最大となる.
今年度は以上の理論的結果の導出の他に,計算機による数値実験,さらにはジョインなどの空間的相関係数への応用,さらに熊本市の調査区デ-タの整備などを試み,また他の研究者との討論を行った.このもとにより,理論値の振舞いを視覚的に把握でき,また別な角度からモデルを見ることができた,研究の精致化及び発展が可能となった。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Ohsawa,T.Koshizuka,O.Kurita: "Errors Caused by Rounded Data in Facility Location Problems" Geographical Analysis. 23. 56-73 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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