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土壌圏の拡大に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02244106
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

森 敏  東京大学, 農学部, 助教授 (90011915)

研究分担者 若代 直哉  東京大学, 農学部, 講師 (40011994)
西沢 直子  東京大学, 農学部, 助手 (70156066)
松本 聰  東京大学, 農学部, 教授 (20032295)
高城 成一  岩手大学, 農学部, 教授 (60005999)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1990年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワード石灰集積土壌 / 鉄欠乏 / ムギネ酸 / cDNA / ニコチアナミン / Sーアデノシルメチオニン / デファレンシャルハイブリダイゼ-ション / クリ-ブランド法
研究概要

乾燥地アルカリ土壌,とりわけ石灰(CaCO_3)集積土壌において,植物の顕著な生育制限要因である「欽欠乏」に対し,示本科植物が持つ主要な「欽欠乏耐性因子」である,ムギネ酸類の合成分泌能について,その機作を解明すべく研究を行ってきた。
(1)本年は,ここ4年間に恒る研究の成果として,世界に駆けて,メチオニン→Sーアデノシルメチオニン→ニコチアナミン→デオキシムギネ酸→ムギネ酸→エピハイドロキシムギネ酸(又はハイドロキシムギネ酸に至る生合成経路を明らかにすることができた。
現在,Sーアデノシルメチオニン→ニコチアナミンを司る酸素およびニコチアナミン→デオキシムギネ酸を司する酵素を單離精製している。
(2)また,以上の研究と平行して,Fe欠乏時に時異的に発現する,遺伝子をFe欠乏mRNAから作成したcDNAと,Fe処理mRNAから作成したcDNAの,デファレンシャルハイブリダイゼ-ション法でスクリ-ニングし,数種のクロ-ンを單離した。現在これらの塩基配列と,鉄欠乏特異的発現性について検討している。
(3)また,Fe欠乏時に大麦根に特異的に発現する,蛋白質を二次元電気泳動上で單離精製した。この蛋白はN末端がブロックされていたので,クリ-ブランド法(V8酵素使用)を用いてフラグメントに分解し,各ペプチド断片のN末のアミノ酸配列数残査を決めた。現在この配列に相同する合成DNAを用いてcDNAライブラリ-からクロ-ニングを行っている。
将来はFe欠乏耐性遺伝子を導入した・トランスジェニック作物を育成するつもりである。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Shojima Shinsuke: "Biosynthesis of Phytosiderophores" Plant Physiology. 93. 1497-1503 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Mori: "Identification of rye chromosome 5R as a carrier of the genes for MA synthetase and 3ーHMA synthetase using wheatーrye addition lines" Jpn.J.Genet. 65. 343-352 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Mori: "Why young rice is susceptible to Feーdeficiency." Plant and Soil. (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 森 敏: "ムギネ酸の生合成経路" Radioisotones. 39. 95 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 森 敏: "ムギネ酸生合成経路は如何に解明されたか" 植物の根圏ストレス(博友社). (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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