研究課題/領域番号 |
02244120
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
中山 茂 神奈川大学, 経営学部, 教授 (40012348)
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研究分担者 |
吉岡 斉 九州大学, 教養部, 助教授
鎌谷 親善 東洋大学, 経営学部, 教授 (60057982)
荒井 克弘 国立教育研究所, 室長 (90133610)
常石 慶一 神奈川大学, 経営学部, 教授 (00039786)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 高度技術社会 / 科学技術マンパワ- / 留学生 / コ-ポレイト・サイエンス / 国際化 |
研究概要 |
1.1970年代以来、アメリカにおける理工学系の人材・Ph.D.取得者の減少という全般的傾向。しかし他方で、台湾、中国、それに韓国とうのアジア系留学生の理工学系Ph.D.取得者の増加傾向。:このうちアジア系の留学生でも最近NIES出身者は、例えばPh.D.を取得すると帰国するという傾向があり、戦力となりにくくなっている。 2.中国人留学生へのインタヴュ-結果。:日本の大学とうの留学生・外国人研究生のためのインフラストラクチャ-に対する評価は予想以上にきびしい。留学生にとって留学先の第一希望は相変わらずアメリカだが、アメリカ留学組は帰国しないことが多く、留学生の政府は歓迎しない。他方日本留学組は帰国するので、政府も安心して送り出すので、アメリカへ行く飛石として日本を利用するという傾向が見られる。 3.企業の人事課の国際化対策調査。:三菱電気・東芝・日本電気における外国人技術者の採用方針について調査した。その結果次のような共通点が明らかとなった。最近の3年ほどの間に急速に国際化が進行した。アジア系留学生の就職条件は日本人学生のそれと同一である。欧米系人材は、欧米の大学卒業生を採用し、多くは1年契約で、更改は可能である。また待遇は日本人よりずっと良いが、日本式フリンジ・ベネフィットはない。 まだ国際化の功罪の結果は出ないが、職場に外国人を入れることは、日本人従業員の国際化のための訓練となる。
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