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高度循環型社会・技術システムの展望ー紙の利用と紙廃棄物の処理を例にしてー

研究課題

研究課題/領域番号 02244214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

森澤 眞輔  京都大学, 工学部, 助教授 (50026340)

研究分担者 米田 稔  京都大学, 工学部, 助手 (40182852)
堀内 将人  京都大学, 工学部, 助手 (00157059)
井上 頼輝  京都大学, 工学部, 教授 (90025891)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード紙 / 紙資源 / 紙廃棄物 / 廃棄物処理 / 古紙 / リサイクル / 数学モデル / ライフサイクルアセスメント
研究概要

わが国への紙資源(原料木材、パルプ、古紙)の輸入及び輸出、わが国内での紙資源の生産・流通・消費の状況を、紙廃棄物の処理をも含めて、過去10年を対象に分析しわが国における紙のライフサイクルを把握した。わが国では紙原料のほぼ半分が古紙であり、わが国は世界でもトップクラスの紙資源リサイクル国であること、しかしながらリサイクル対象の紙資源は新聞古紙、雑誌古紙、段ボ-ル古紙にほぼ限られており、最近事務作業のOA化と共に使用量が急増している情報用紙(上質紙)のリサイクルは殆ど進んでいないこと、事業所から排出される紙廃棄物は都市廃棄物処理システムに対しても過大な負荷を与えており、紙資源のリサイクルが資源の有効利用と廃棄物処理システムの機能維持の両側面から重要であること、等を具体的に明らかにした。
紙のライフサイクルをその物質収支関係に留意しつつ、システムフロ-図に表現し、かつその物質収支関係を常微分方程式群で記述し、数学モデル(コンパ-トメントモデル)を構築した。製紙用のパルプを2種類に、紙の種類を6種類に、また古紙および古紙パルプの種類を6種類に整理・要約し、数学モデルをこれらの紙資源の種類毎に数値的に解くことにより、わが国に於ける紙資源の流動状況を解析することを試みた。統計資料による紙資源の流動の実績値と計算機による数値シミュレ-ション結果とを比較することにより、構築した数学モデルの有効性を吟味した。次年度以降は、数学モデルによる数値シミュレ-ションを積み重ね、紙資源の効果的なリサイクル促進策、克服すべき問題点、紙資源のリサイクルが廃棄物処理システムに及ぼす効果、等について具体的に研究する。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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