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超伝導動計観測による地球深部構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02246204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

福田 洋一  東京大学, 海洋研究所, 助手 (30133854)

研究分担者 藤本 博巳  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50107455)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1990年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード超伝導重力計 / 地球潮汐 / 地球自由振動 / 自由コア章動
研究概要

本年度の研究では、柿岡における超伝導重力観測の整備を行うと共に、予備的なデ-タ解析を行い、今後の課題等を明らかにした。以下に具体的な項目を示す。
1.高精度のA/D変換器の導入により、モ-ドシグナルの高速サンプリングを開始し、コアモ-ド等、地球の自由振動の解析を目標とした観測を開始した。これに伴に、計時システムの高精度化も行った。
2.重力以外の環境デ-タについてもディジタル化の予定であったが、これらついては、来年度以降に実施予定。
3.取得デ-タの有効利用のため、他機関とのデ-タ交換について検討を行った。具体的には、現在調整中。
5.超伝導重力観測に及ぼす環境の影響について、特に、傾斜変化の影響の見積を行った。その結果、10ngal精度での重力観測を実施するためには、現行の傾斜補償装置では必ずしも十分ではなく、温度補償等の対策が必要であることが判明した。
6.既に得られている約1年間の重力デ-タについて、予備的な地球潮汐解析を実施した。その結果、
(1)超伝導重力計の精度は、スプリングタイプの重力計に比べて、1桁程度向上している。
(2)半日、日周潮の主要潮汐については、極めて安定に振幅、位相が決定できる。
(3)FCNに伴う日周潮付近の共鳴現象が既に認められる。
(4)長周期潮の解析には、更に長期間のデ-タが必要である。
ことなどが判明した。
この種の研究では、長期間の観測デ-タを得ることが最も重要であり、今後も観測を継続する予定である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福田 洋一: "超伝導動計観測における傾斜の影響" 重点領域「地球中心核」計画研究第4班ワ-クショップ収録. 43-48 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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